昨日は2ヶ月に一度の奇数月の熊本県博物館ネットワークセンターが主催する地質学の活動「金峰山の地質」がありました。
今回は朝10時に熊本市西区役所に集合して権現山を中心とする松尾火山岩類と独鈷山の古金峰火山岩類を観察するのが目的の様です。
金峰山の形成は古金峰火山から火山の北側が山体崩壊を起こし崩壊斜面の北側に三ノ岳、二ノ岳ができ、カルデラが形成されるそしてカルデラ湖が出來芳野層が堆積しその後中央火口丘(一の岳)が形成されます。
金峰山の年代は約140万年~110万年前の金峰火山古期噴出物として松尾火山岩類、古金峰火山岩類、石神山火山岩類が見られ約50万年前の金峰火山中期噴出物として三ノ岳火山岩類、二ノ岳火山岩類が見られます、約20万年前の金峰火山新規噴出物として一ノ岳火山岩類を見ることが出来ます。
見学の順番として初めに中松尾の松尾火山岩類の大露頭、次に独鈷山の古金峰火山岩類、昼食のあと、上松尾の奇跡の夫婦岩の見学、梅洞の浪先石、最後に梅洞のいんの川(金峰山湧水群)の順で見学しました。
松尾火山岩類の見学は3年前の熊本地震で山崩れを起こした場所で見学と採集を行いました。
火山活動でできた安山岩とその上に流れてきた溶岩が固まった凝灰角礫岩が崩れ落ちています。
川路先生が説明されていますが崩れ落ちた物は安山岩も凝灰角礫岩も混ざり合って崩れ落ちています。

サンプリングしたものですが上が凝灰角礫岩(ここのものは風化が進んでいて非常にもろい)、下ふたつは安山岩です。
古金峰火山岩類の見学場所は独鈷山です。石材屋さんが山を買われて地元にあった石を利用して公園になっています。
ここでは見学と昼食をとりました。

3番目の見学地は上松尾の明治と平成に起きた地震で頂上から転がり落ちた巨石が、道路を挟み向かい合うように並んだ巨石を地元では「奇跡の夫婦岩」と呼んで祀っています。
古い岩板で出来た山のため地盤がもろくなっているのだろうか?


4番目の見学地は梅洞にある「浪先石」の見学です。前回いつか津波石の見学をしましたがここは前回の見学で漏れた場所です。「島原大変肥後迷惑」と呼ばれる
1792年(寛政4)の雲仙岳の噴火で、対岸の肥後に被害が発生した地震の時この辺りには6メートルの津波がやって来たそうですが、山あいの入り組んだ地形のため、海水はその3倍以上の高さまで押し寄せて多くの犠牲者が出たそうです。また地形が急斜面でもろい地盤のため雨季には土石流も起りやすく非常に危険な場所として熊本県や熊本市も注意勧告を促している地域です。




最後は梅洞にある「いんの川」金峰山湧水群の一つです。水量はあまり多くはありませんが以前は生活用水として使われるくらいの水量があったそうです。



地理院地図
「日本の地質9 九州地方」から金峰火山の地質図
今回の集まりには分かりやすい地図を用意して頂いたので、自分たちが見学した場所が地理的にどの場所なのかまたは火山岩類がどの様に分布しているのかも資料によってより分かりやすく理解をすることが出来ました。
お世話をする方々も下見や資料揃えなど大変でしょうが、参加者にとっては分かりやすいことが第一。
楽しい1日を過ごさせていただきました。
ありがとう。
今回は朝10時に熊本市西区役所に集合して権現山を中心とする松尾火山岩類と独鈷山の古金峰火山岩類を観察するのが目的の様です。
金峰山の形成は古金峰火山から火山の北側が山体崩壊を起こし崩壊斜面の北側に三ノ岳、二ノ岳ができ、カルデラが形成されるそしてカルデラ湖が出來芳野層が堆積しその後中央火口丘(一の岳)が形成されます。
金峰山の年代は約140万年~110万年前の金峰火山古期噴出物として松尾火山岩類、古金峰火山岩類、石神山火山岩類が見られ約50万年前の金峰火山中期噴出物として三ノ岳火山岩類、二ノ岳火山岩類が見られます、約20万年前の金峰火山新規噴出物として一ノ岳火山岩類を見ることが出来ます。
見学の順番として初めに中松尾の松尾火山岩類の大露頭、次に独鈷山の古金峰火山岩類、昼食のあと、上松尾の奇跡の夫婦岩の見学、梅洞の浪先石、最後に梅洞のいんの川(金峰山湧水群)の順で見学しました。
サンプリングしたものですが上が凝灰角礫岩(ここのものは風化が進んでいて非常にもろい)、下ふたつは安山岩です。
ここでは見学と昼食をとりました。
古い岩板で出来た山のため地盤がもろくなっているのだろうか?
1792年(寛政4)の雲仙岳の噴火で、対岸の肥後に被害が発生した地震の時この辺りには6メートルの津波がやって来たそうですが、山あいの入り組んだ地形のため、海水はその3倍以上の高さまで押し寄せて多くの犠牲者が出たそうです。また地形が急斜面でもろい地盤のため雨季には土石流も起りやすく非常に危険な場所として熊本県や熊本市も注意勧告を促している地域です。
最後は梅洞にある「いんの川」金峰山湧水群の一つです。水量はあまり多くはありませんが以前は生活用水として使われるくらいの水量があったそうです。
今回の集まりには分かりやすい地図を用意して頂いたので、自分たちが見学した場所が地理的にどの場所なのかまたは火山岩類がどの様に分布しているのかも資料によってより分かりやすく理解をすることが出来ました。
お世話をする方々も下見や資料揃えなど大変でしょうが、参加者にとっては分かりやすいことが第一。
楽しい1日を過ごさせていただきました。
ありがとう。