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Posted by おてもやん at

2018年10月31日

縄文時代のポリオ

最近、子どもや高齢者への虐待を取り上げたニュースが以前より多くなったことに気付きませんか?
追い越しや無謀な運転による悲惨な事故の多いこと。
酒に酔って暴徒化する若者たち。
どうしてこんな世の中になったんだろうと気が気ではありません。
散歩の途中、ちょっと気になる記事を思い出してどこで狂ってきたのか考えてみたいと思います。
日本列島に人が現れて、食べ物を追い求めて暮らす移動生活から住居を構えて暮らす定住生活が始まったのがちょうど約1万5千年位前のことです。日本の大地は酸性土壌のため骨や遺物は長い年月の間に土の中では消えてなくなってしまいます。
でも縄文時代の遺跡は全国で約9万件もあるそうです。その中には偶然にも周りの環境によって人骨や遺物が酸化されずに残った遺跡があります。最近は科学技術の発展が目覚ましく残された骨を分析することにより色々なことが分かるようになりました。
今日は、その中から縄文時代にも「小児麻痺」があり、病気にかかった子どもを大事に縄文人たちが育てていた話を紹介します。

ポリオのかかった縄文人
北海道南部の入江貝塚の墓に丁寧に埋葬されていた縄文時代後期の10代後半から20才前後の女性人骨は、ポリオ(小児麻痺)にかかった幼児程度の細い手足の骨であった。麻痺したまま長くねたきりであったことを示している。他にも栃木県大谷寺洞穴の前期成人女性人骨、岩手県中沢浜貝塚の晩期人骨もポリオにかかったと考えられるものだった。これらの史料は氷山の一角であろう。つまり、戦前までの日本に多く認められたポリオがすでに縄文時代にも認められ、支援・介護などの福祉が行われていたことには驚かされる。
この記事は『The縄文』NPO法人三内丸山縄文発信の会の中にあったものを抜き出してみました。
縄文時代は生を受けた者は皆同じ。差別や偏見はなく、身体の不自由な者にはみんなで手助けをするそんな優しい精神が育まれた時代だった。生きて行くことが大変な時代です。それでも一人ひとりの心の中は現在よりも遥かに精神面では進んでいたように思います。
人間の欲望が極端に便利性を重んじて物質面に傾き過ぎた頃から人間性が置き去りになったように思うのですが・・・。

縄文時代は6つの時代に分かれています。
草創期(約1万5千年前~約1万1千年前)、
早期(~約7千年前)
前期(~約5千年前)
中期(~4千年前)
後期(~3千年前)
晩期(~約2400年前)
太平山元遺跡(青森県外ヶ浜町)の発見により土器や石鏃の使用が始まり人々の定住化が進み村が出現しだしたことが草創期の頃と分かりました。
大平山元遺跡  -日本最古の土器出土-

●大平山元遺跡(おおだいやまもと)
所在地・・ 外ケ浜町字蟹田大平山元
指定区分・・ 国・史跡
時期・・ 縄文時代草創期
概要・・  陸奥湾に注ぐ蟹田川左岸の標高約25mの河岸段丘上に所在する、縄文時代草創期の遺跡です。
 土器は縄文時代の開始とともに出現しますが、土器がいつ、どこで誕生したのかはまだはっきりしていません。
 大平山元遺跡から出土した無文土器は、最も古い約16,500年前のものと考えられており、土器誕生のプロセスを探る上で極めて重要な遺跡です。   


Posted by マー君 at 14:08Comments(0)歴史