スポンサーサイト

上記の広告は90日以上記事の更新がないブログに表示されます。新しい記事を書くことで、こちらの広告が消せます。

  

Posted by おてもやん at
やっぱり切れのある寸評。
今日はことわざから消費税問題を引っ張り出すところが素晴らしい。


 どんなに温和な人でも無法なことを何度もされれば、しまいには怒る。それを「仏の顔も三度まで」と言うと、間違い。正しくは「仏の顔も三度撫(な)ずれば腹立つ」を略した「仏の顔も三度」。慈悲深い仏様も許してくれるのは2度まで。過ちを3度繰り返したら、即アウトだ
▼この約束は2度ほごにされた。消費税率の10%への引き上げである。「二度あることは三度…」の臆測を打ち消すように、安倍晋三首相が来年10月の実施を改めて表明した
▼税率の引き上げは本来、2015年10月の予定だった。首相はこれを先送りし、17年4月に実施すると明言した。それも「世界経済の危機」などというよく分からない理由で再延期した
▼年金や介護、医療、子育て…。先行きへの不安が募る中で、少子高齢社会を支える財源にするのならと、多くの国民は渋々、増税を受け入れたはずだ
▼一方、増税延期と言われてうれしいのも、素直な国民感情。首相はそれを選挙戦術に使った。2度の先送り表明は解散総選挙と参院選の前だった。選挙に勝てば、もりかけ問題などの批判もリセットできる。そんな思惑も透けるやり方で、首相は1強政権の基盤を固めてきた

▼だが、暮らしに直結する消費税の「政治利用」はもう許されない。「国民の顔も三度」だ。社会保障改革や財政再建など将来への展望を明示し、次世代に重い付けを残さないために「三度目の正直」を。
=2018/10/18付 西日本新聞朝刊【春秋】=

  


Posted by マー君 at 10:55Comments(0)記事