今日は日本語の話。
見出しを見て思わず考えさせられるくらい日本語を正確に理解していない自分自身を失笑してしまう。
私ならこんな時に使うかも知れません。
でも間違っているらしい。
読売新聞 くらし教育面に【なぜなに日本語】というコーナーがあり今日で379回目の様子、番号が振ってありました。
内容は以下の記事から・・
「先生が突然、タレントの物まねを始めたので、みんな失笑した」といったとき、教室の様子は次のどちらだと思いますか?
①シーンと静まりかえった
②ワハハと笑い声が響いた-----。
失望(望みを失う)、失業(仕事を失う)といった熟語があるので、失笑は、笑いを失う、つまり、笑いも出ないくらいあきれる様子だと思っている人が多いようです。しかし、それは間違い。おかしさをこらえきれずに笑うのが失笑です。正解は②です。
「失笑を買う」の言い方でよく使われます。考えのたりない、ばかげた発言や行動で笑われることで、その笑いの中には、あきれる気持ちが入っています。そこから、笑うのを通り越し、笑いも出ないくらいあきれるという意味にとらえられるようになったのかもしれません。
また、嘲笑(軽蔑して笑う)や、冷笑(冷ややかに笑う)と同じように使われることもありますが、本来の意味とはやはり少しずれるでしょう。
「失」で始まる熟語に失言と言うのもありますね。言(言葉)を失う(=何も言えなくなる)のではありません。言ってはならないことをうっかり言ってしまうこと。失笑を買う原因のひとつです。(関根健一)

関根健一
(せきね・けんいち)
1957年、群馬県生まれ。1979年、同志社大学法学部卒業。1981年、立教大学文学部卒業。現在、読売新聞東京本社紙面審査委員会用語幹事。日本新聞協会新聞用語懇談会委員。文化審議会国語分科会委員。
著書に、『日本人が必ず間違う日本語1000』『大人の10人中9人が間違ってつかう! 日本語ドリル1000』(以上、宝島社)、『ちびまる子ちゃんの似たもの漢字使い分け教室』『ちびまる子ちゃんの敬語教室』『ちびまる子ちゃんの春夏秋冬教室』(以上、集英社)、『笑う敬語術-オトナ社会のことばのしくみ』(勁草書房)、『ビジネス文書の作り方』(日本経団連出版)、『なぜなに日本語』『日本語・日めくり』(以上、読売新聞社「読売ebooks」)などがある。
見出しを見て思わず考えさせられるくらい日本語を正確に理解していない自分自身を失笑してしまう。
私ならこんな時に使うかも知れません。
でも間違っているらしい。
読売新聞 くらし教育面に【なぜなに日本語】というコーナーがあり今日で379回目の様子、番号が振ってありました。
内容は以下の記事から・・
「先生が突然、タレントの物まねを始めたので、みんな失笑した」といったとき、教室の様子は次のどちらだと思いますか?
①シーンと静まりかえった
②ワハハと笑い声が響いた-----。
失望(望みを失う)、失業(仕事を失う)といった熟語があるので、失笑は、笑いを失う、つまり、笑いも出ないくらいあきれる様子だと思っている人が多いようです。しかし、それは間違い。おかしさをこらえきれずに笑うのが失笑です。正解は②です。
「失笑を買う」の言い方でよく使われます。考えのたりない、ばかげた発言や行動で笑われることで、その笑いの中には、あきれる気持ちが入っています。そこから、笑うのを通り越し、笑いも出ないくらいあきれるという意味にとらえられるようになったのかもしれません。
また、嘲笑(軽蔑して笑う)や、冷笑(冷ややかに笑う)と同じように使われることもありますが、本来の意味とはやはり少しずれるでしょう。
「失」で始まる熟語に失言と言うのもありますね。言(言葉)を失う(=何も言えなくなる)のではありません。言ってはならないことをうっかり言ってしまうこと。失笑を買う原因のひとつです。(関根健一)

関根健一
(せきね・けんいち)
1957年、群馬県生まれ。1979年、同志社大学法学部卒業。1981年、立教大学文学部卒業。現在、読売新聞東京本社紙面審査委員会用語幹事。日本新聞協会新聞用語懇談会委員。文化審議会国語分科会委員。
著書に、『日本人が必ず間違う日本語1000』『大人の10人中9人が間違ってつかう! 日本語ドリル1000』(以上、宝島社)、『ちびまる子ちゃんの似たもの漢字使い分け教室』『ちびまる子ちゃんの敬語教室』『ちびまる子ちゃんの春夏秋冬教室』(以上、集英社)、『笑う敬語術-オトナ社会のことばのしくみ』(勁草書房)、『ビジネス文書の作り方』(日本経団連出版)、『なぜなに日本語』『日本語・日めくり』(以上、読売新聞社「読売ebooks」)などがある。