
今年の5月の連休も今日で終わり。
この連休中に潜伏キリシタンがユネスコによって世界遺産登録勧告のニュースが飛び込んできました。
正式には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。
江戸幕府による禁教下でひそかにキリスト教への信仰が守られてきた歴史です。
私たちの年齢では「隠れキリシタン」の歴史としての大浦天主堂や原爆爆心地の平和公園の見学のために長崎に修学旅行へ行った遠い昔の思い出があります。
何時から潜伏キリシタンの呼び名になったんだろう?
潜伏キリシタンの名は今回が初めてのようにも思う。
それだけ無関心だったのかな。
今回の世界遺産登録はほとんどが長崎県内11遺産と、残り1個所が熊本県内の1遺産で計12個所。
対象は集落や教会です。
◎長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
●原城跡(長崎県南島原市) 幕府の鎖国確立につながったキリシタンによる「島原・天草一揆」の主戦場
●平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳) 山岳信仰の場とされてきた安満岳を崇敬の対象とした集落
●平戸の聖地と集落(中江ノ島) キリシタンが処刑された中江ノ島を殉教地として崇敬した
●天草の崎津集落(熊本県天草市) アワビ貝など身近なものを信心具として代用し、漁村特有の信仰を形成した集落
●外海の出津集落(長崎市) 聖画像をひそかに拝み、教理書や教会暦などを伝承して信仰を続けた集落
●外海の大野集落(長崎市) 仏教や神道の信者を装い、信仰対象を神社にまつって祈りの場とした集落
●黒島の集落(長崎県佐世保市) 仏教寺院でひそかに「マリア観音」に祈りをささげて信仰を守った集落
●野崎島の集落跡(長崎県小値賀町) 神道の聖地であった島に移住し、険しい斜面地を開拓して信仰をつないだ集落
●頭ヶ島の集落(長崎県新上五島町) 病人の療養地であった島に移住し、閉ざされた環境下で信仰を続けた集落
●久賀島の集落(長崎県五島市) 五島藩の政策で未開拓地に移住し、仏教徒の島民と互助関係を築いた集落
●奈留島の江上集落「江上天主堂とその周辺」(長崎県五島市) 人里離れた海に近い谷間に移住し、農漁業を営んで組織的に進行を貫いた集落
●大浦天主堂(長崎市) 2世紀ぶりに潜伏キリシタンと宣教師が出会う「信徒発見」の舞台となった協会