今年のカレンダーを後ろのほうまで眺めてみて、今さら気づいた。祝日が「飛び石」になることがほとんどなく、3連休が9回もある◆去年が6回(4連休、5連休を含む)だったので、休むことの幸せを多く実感できる一年になるかもしれない。正岡子規につぎの一句がある。<世の中の重荷おろして昼寝 哉かな >。とても気持ちのよさそうな光景が浮かぶけれど、普通に暮らしていれば、おろさなければならない重荷があるということでもある◆『子規句集』(岩波文庫)によると、1895年(明治28年)の作という。この頃、子規はすでに病に伏していた◆荷を担いだり、おろしたりすることができた日々への 憧憬しょうけい かもしれない。働くということには、心身の健康が小さくはない条件となる。あるいは病気との付き合い方…。感染症の急拡大に伴い、日常生活の支えとなる医療の 逼迫ひっぱく が懸念されている◆心配が尽きない。大方の予想より早く広がったオミクロン株にざわざわしながら、今年1回目の3連休は通り過ぎた。休んだにしても、すっきり荷おろしできたかどうか。休むことと休めることは、かなり違う。
読売新聞編集手帳・2022/01/13

小学館 類語例解辞典
休める/休む の使い分け
1「休める」は、中止して憩うという意を含むことがある。「峠の茶屋で足を休める」
2「休む」は「風邪で学校を休む」のように欠勤、欠席の意、「主人はもう休みました」「お休みなさい」のように就寝の意、「木陰でちょっと休んでいこう」のように休憩の意にもなる。
読売新聞編集手帳・2022/01/13

小学館 類語例解辞典
休める/休む の使い分け
1「休める」は、中止して憩うという意を含むことがある。「峠の茶屋で足を休める」
2「休む」は「風邪で学校を休む」のように欠勤、欠席の意、「主人はもう休みました」「お休みなさい」のように就寝の意、「木陰でちょっと休んでいこう」のように休憩の意にもなる。