
2016年の主な文化財ニュース 12・21読売文化面より
【4月】
●熊本地震により特別史跡・熊本城跡(熊本市)では重要文化財の櫓や門など13棟すべてが損壊し、石垣は50カ所で崩壊した
●阿蘇神社(熊本県阿蘇市)では重文の楼門が倒壊し、社殿の被害も大きい
●熊本に集中する古墳内部を彩色などで飾った装飾古墳も多くが損傷した
●切支丹屋敷跡(東京都文京区)で出土した人骨がイタリア人宣教師ジョバンニ・シドッチ(1668~1714)の可能性が高いと判明
【5月】
●金井下新田遺跡(群馬県渋川市)で榛名山噴火で火山灰に埋まった古墳時代(6世紀初頭)の政治・祭祀拠点
●瀬田遺跡(奈良県橿原市)で前方後円墳に似た形の弥生時代末(2世紀後半)の周溝墓
【7月】
●金閣寺(京都市北区)で足利義満が建立した北山大塔の頂上を飾った九輪の一部地見られる破片
●東京博物館所蔵の法隆寺献納放物に出土品以外で最古級の飛鳥時代(7世紀後半ごろ)の木簡
【9月】
●オランダのハーグ国立文書館で大阪の陣(1614~15年)前後の状況をオランダ人が記した文書500点
●キトラ古墳(奈良県明日香村)の極彩色壁画を保存、公開する「四神の館」開館
●勝連城跡(沖縄県うるま市)で3~4世紀頃のローマ帝国の銅貨
●藤原京跡(奈良県橿原市)で701年の元日朝賀で「幢幡・どうばん」と呼ばれる旗を立てたとみられる跡
【10月】
●淡路島で昨年発見された弥生時代中期(紀元前3~前2世紀)の銅鐸7個中2個が、島根県の加茂岩倉遺跡・荒神谷遺跡出土の銅鐸と同じ鋳型で造られた〝兄弟〟と判明
【11月】
●文教遺跡(松山市)で縄文時代晩期末~弥生時代前期初頭(紀元前700~前500年頃)の国内最古の畑跡
【12月】
●山車を使う全国33の祭り「山・鉾・屋台行事」がユネスコ文化遺産に登録
●薬師寺(奈良市)の東塔の心柱と部材が奈良時代前半に伐採されたヒノキと判明。藤原京からの移築説もあったが、平城京での新築を裏付け