今日はバレンタインデー・・・。
読売新聞編集手帳から「膝が笑う」という言葉の意味や由来を学びました。歳をとってもまだまだ学ぶことは多いようです。

慣れぬ山歩き、長い石段などで膝にこたえると、「膝が笑う」と言う。大木こだま・ひびき師匠の漫才だと「膝は笑わへんやろ~」と来るところだが、この妙な言い回しにも理由はありそうだ◆民俗学者の柳田国男は、「笑う」は「割る」から派生した言葉だろうと述べている。根っこに、固く結んだものが割れる、ほころぶ意味が潜むらしい。だからこそ顔をほころばせることも、膝の関節が緩むのも、等しく「笑う」なのではなかろうか◆割れる、ほころぶことは普通、よくないことでもある。緩んだトップの口から放言が飛び出し、体制自体がほころびてしまったり…というのは五輪組織委員会の件だが、これは笑えぬ話◆辞書によれば、古人は草木が芽吹き、花咲くことも「笑う」と呼ぶことがあった。つぼみが割れ、開いていくさまに由来するのだろう。寒気も少し緩み、当欄の近所でも白梅を見かける◆〈梅咲さくやせうじに猫の影法師〉(小林一茶「七番日記」)。せうじ、は障子のことだが、そこに映じる猫の影法師は、梅とは別の季語「猫の恋」を匂わせもする。そういえば、今日はバレンタインデー。

女性が男性にチョコレートを贈る習慣は日本独自のもので、1958年(昭和33年)に製菓会社メリーチョコレートカムパニーが行った新宿・伊勢丹でのチョコレートセールが始まりであるという説がある。1年目は3日間で3枚、170円しか売れなかったが、現在ではチョコレートの年間消費量の4分の1がこの日に消費されると言われるほどの国民的行事となった。
読売新聞編集手帳から「膝が笑う」という言葉の意味や由来を学びました。歳をとってもまだまだ学ぶことは多いようです。

慣れぬ山歩き、長い石段などで膝にこたえると、「膝が笑う」と言う。大木こだま・ひびき師匠の漫才だと「膝は笑わへんやろ~」と来るところだが、この妙な言い回しにも理由はありそうだ◆民俗学者の柳田国男は、「笑う」は「割る」から派生した言葉だろうと述べている。根っこに、固く結んだものが割れる、ほころぶ意味が潜むらしい。だからこそ顔をほころばせることも、膝の関節が緩むのも、等しく「笑う」なのではなかろうか◆割れる、ほころぶことは普通、よくないことでもある。緩んだトップの口から放言が飛び出し、体制自体がほころびてしまったり…というのは五輪組織委員会の件だが、これは笑えぬ話◆辞書によれば、古人は草木が芽吹き、花咲くことも「笑う」と呼ぶことがあった。つぼみが割れ、開いていくさまに由来するのだろう。寒気も少し緩み、当欄の近所でも白梅を見かける◆〈梅咲さくやせうじに猫の影法師〉(小林一茶「七番日記」)。せうじ、は障子のことだが、そこに映じる猫の影法師は、梅とは別の季語「猫の恋」を匂わせもする。そういえば、今日はバレンタインデー。

女性が男性にチョコレートを贈る習慣は日本独自のもので、1958年(昭和33年)に製菓会社メリーチョコレートカムパニーが行った新宿・伊勢丹でのチョコレートセールが始まりであるという説がある。1年目は3日間で3枚、170円しか売れなかったが、現在ではチョコレートの年間消費量の4分の1がこの日に消費されると言われるほどの国民的行事となった。