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Posted by おてもやん at
スラっと読んでしまえば何も感じない文章だが、注意深く読んでみると誰もが一つや二つくらいは具体例に引っかかってくるような問題です。
人の行為を結構細かく捉えて文章を書かれていることが分かります。
普段の生活のなかでの人間関係の難しさを感じる中身のようにも思えます.。
夏目漱石の草枕の一節、「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」が頭の中に浮かびました。
人の眼やため口がまだまだ気になる年頃?なのでしょうか・・・。


 当人は得意満面である。法令に触れるわけでもない。けれどもこの行為が過ぎると周囲から品格を疑われ、信用を失うこともある
▼内館牧子さんが近著「男の不作法」「女の不作法」の2部作(幻冬舎新書)で具体例を列挙している。男でいえば「上に弱く下に強い」は人望なし。自慢話が多い「過剰なプライド」や「得意げな下ネタ・ダジャレの連発」もNG。孫の自慢を繰り返す「ジジバカ」も冷笑の的…
▼多くの場合、当人は気付いていない。だから始末が悪い。そんな病理を脚本家らしい軽妙な文章で描いている。無論さほど悪気がない場合もあるが、内館さんが「ひどい」と断じる不作法もある
▼政治家の空疎な言葉。何かにつけて「遺憾」「重く受け止める」の慣用句ばかり。すぐにやるとは言わず「スピード感を持って」でごまかしたり、わが身が危うい時には「記憶の限りでは」で逃げたり。国民からみれば「不作法を通り越して無礼である」と
▼今国会の姿とも重なる。外国人労働者を巡る問題点が噴出しても、安倍晋三政権は「重く受け止める」だけで結局は受け入れ拡大の法改正にまっしぐら。これでは無礼かつ無謀の感すらある
▼内館さんは横綱審議委員も務めた大相撲通。批判を正面から受け止めず小手先でかわす政治を憂えてもいよう。あえてだめ押しするならこうだろう。「巨大与党なら横綱らしく品格のある相撲を取ってみせよ」
=2018/12/08付 西日本新聞朝刊=


内館 牧子(うちだて まきこ、1948年9月10日 - )は、日本の脚本家、作家。東日本大震災復興構想会議委員。東京都教育委員会委員、ノースアジア大学客員教授。元横綱審議委員会委員。学位は造形学士(武蔵野美術大学)、修士 (宗教学)(東北大学)。
【略歴】
秋田県秋田市生まれ。父親は岩手県盛岡市、母親は秋田市出身。日本冷蔵(ニチレイ)に勤めていた父の転勤で、四歳から新潟県、小学校3年からは東京都大田区で育った。幼い頃はいじめられっこであったが自身を助けてくれた男の子が大きな体を持っていたことから、体の大きな男の子は優しいのだという意識が刷り込まれたといい、これが大相撲に興味を持つきっかけとなったという。東京都立田園調布高等学校を経て、1970年(昭和45年)、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒。その後は三菱重工業に入社して横浜製作所に勤務、同所硬式野球部でマネージャーも務めた。1987年脚本家デビュー。当初は岸牧子の筆名で活動。代表作に、NHK連続テレビ小説『ひらり』、『私の青空』、大河ドラマ『毛利元就』などがある。

大の格闘技ファン、特に好角家であることが知られ、2000年8月に女性初の大相撲・日本相撲協会の横綱審議委員に就任。東京で行われる場所は10日は会場に足を運んだ。その他プロレスにも造詣が深く2011年現在東京スポーツ催のプロレス大賞で特別審査委員も務めている。2003年、東北大学大学院文学研究科修士課程の社会人特別選抜を受験し合格。人間科学専攻(宗教学)へ入学し『神事としてみた相撲』を研究テーマに宗教学を専攻。2006年修了。(修士 (宗教学))
2000年に大阪府知事に就任した太田房江が、大相撲大阪場所での大阪府知事賞の贈呈を土俵上でと希望したことを、日本相撲協会が相撲女人禁制の伝統を理由に拒否したことに関しては、一貫して協会側を支持。2006年、修士論文を『女はなぜ土俵にあがれないのか』として刊行。宗教的儀式としての相撲の歴史と伝統を検討した上で、文化論争を抜きに、伝統の世界に男女共同参画の観点を安易に持ち込む風潮に疑問を呈した。
Wikipediaより   


Posted by マー君 at 12:51Comments(0)記事