
気象庁が九州・山口 今日(6/2) から「梅雨入り」の発表がありました。自然の天気は自然にまかす外はありませんが・・・
歳のせいかな?新聞を開いてこんな記事に目が行きます。
読売新聞 [編集手帳] 2014・6・2 より
深い味わいを「醍醐味」という。醍醐とは、乳を精製して作った乳製品のことだ。古代日本では、牛乳やチーズのような乳製品が、貴族らの間で薬として重宝されたという。もっとも広く一般に普及するのは明治以降のことだ◆ご飯と牛乳は合わない。そんな理由から学校給食で牛乳の提供を見直す動きが出ている。完全米飯給食を実施している新潟県三条市は牛乳の提供を試験的に見合わせるという。京都市でも牛乳の扱いについて検討を始めた◆これに対し、日本栄養士会は「牛乳は成長期に必要な食品」と懸念を表明している。特に心配なのはカルシウム不足で、たとえ小魚などの食材を献立に加えたとしても、簡単に補えるものではないという◆確かに、牛乳の一律廃止は、いささか乱暴な議論かもしれない。しかし、献立によっては「牛乳なし」の日があってもいい。乳製品のデザートで和食に合ったメニューを提供することも可能だろう
◆和食が国際教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に登録され、食のあり方への関心が高まっている。醍醐の味を有効に生かした食育も考えたい。
和食が世界無形文化遺産に登録されたからと言って学校給食まで見直すことはないと思います。発育盛りの子どもたちの為、栄養面から考えるのが先決ではないでしょうか?
ちょっと脇道にそれますが、「醍醐味」という言葉確か起源は仏教語からきた言葉でしたね。
乳を精製する五段階に「乳」→「酪」→「生酥(そ)」→「熟酥」→「醍醐」の順 美味で最高の乳製品を醍醐というのです。醍醐味の意味は仏陀の真実で最上の教えのことが元々の意味です。そして現在の意味としては、 物事の本当のおもしろさ 深い味わい のことと理解されています。
この言葉は仏教が伝わった時から今日まで千年以上の時を経ていろいろな人達にもまれて現代版「醍醐味」の意味になりました。