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Posted by おてもやん at
終わってしまった選挙に不平不満を言うつもりはないがこの人に振り回された人は何人いるだろうか?
生半可な采配で世の中を動かそうとしても国民はついてきませんでした。言動や態度で性根を見透かされた結果だと思われます。これからはもっと謙虚な姿勢で何事にも対応していかないともう人はついてきませんよ。・・小池さんへ。



吉野弘さんが詩に書いている。〈「感」の中に「惑」に似た部分があります〉と◆「好感」というときの「感」の中にも、それはあったに違いない。小池新党への期待はあるとき急速にしぼんだ。民進党が希望の党への合流を決めたのち、小池代表は基本政策で一致しない候補について「排除します」と語った。支持層の「感」が「惑」に変わったのはその瞬間ではなかったか◆それにしても排除とは冷ややかな言葉である。人やその集団に向けてはあまり使わない。当方寡聞にして「暴力団」以外の使用例を思いつかない◆理立って情立たず、だろうか。政策の一致は必要としても言葉を選び、同じ志を持つ人に集まってもらうと述べていればどうだったろう。かくしてライバル政党は勢いを失い、政権与党が勝利した。選択の余地なしゆえの信任という面はぬぐえまい◆二つの学園問題などで国会論戦を空費させた政権の驕り、緩みがなしとされたわけではなかろう。ぱっと見、「不惑」と「不感」は誤解しやすい。国のかじ取りを惑わず。それは当然として、勝ちに酔い、自省すべきあれこれを感じなくなったでは困る。
読売新聞 【編集手帳】 2017・10・23

吉野弘 よしの-ひろし



1926-2014 昭和後期-平成時代の詩人。
大正15年1月16日生まれ。昭和18年帝国石油に入社。戦後労働組合運動に従事するが過労でたおれ,療養中に詩をかく。詩誌「櫂」同人。32年第1詩集「消息」を発表,やさしい日常的表現のなかに残酷な真実を明確にとらえ,47年「感傷旅行」で読売文学賞,平成2年「自然渋滞」で詩歌文学館賞。詩集はほかに「幻・方法」,詩論集に「遊動視点」など。平成26年1月15日死去。87歳。山形県出身。酒田商業卒。


寡・・読み:(音読み)「カ」 意味:すくない。よわい。力や数が少ない。
寡聞(カブン)・・ 意味: 見聞の狭いこと。主に謙遜の意で用いる。


  


Posted by マー君 at 08:24Comments(0)記事