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Posted by おてもやん at

2017年02月23日

「安寧秩序を害する」





現在国会で審議されているテロ等準備罪は、犯罪の計画段階で処罰可能とする内容で、政府は2000年に署名した国際組織犯罪防止条約を批准するために必要だと説明しています。1/11には安倍総理は成立させなければテロ対策で各国と連携する国際組織犯罪防止条約が締結されず
「2020年東京五輪・パラリンピックが開催できない」とインタビューで話しています。
昔(1910・明治43年)、大逆事件の一つである幸徳事件は、明治天皇の暗殺を計画したとして、全国の社会主義者や無政府主義者を逮捕・起訴して死刑や禁固刑判決を下した事件がありました。この問題について1960年代以来、大量の研究書が発表されており、幸徳事件(大逆事件)は国家によるフレームアップ(濡れ衣)の典型例であることが確実となりました。
「テロ等準備罪」は何度も廃案になった「共謀罪」が名前を変えただけのものです。明治政府が「安寧秩序を害する」として一般庶民をも巻き込んでいった大逆事件の再来を思い浮かばされるような問題でもあります。

●フレーム‐アップ(frame-up)・・
事件を捏造(ねつぞう)したり、人に無実の罪を着せたりすること。政治的反対者を孤立させ、弾圧・攻撃する口実とするために用いられる。でっちあげ。

●共謀罪 とは・・
重大な犯罪にあたる行為を「団体の活動」として「組織により」実行しようと共謀すると、実際に行動を起こさなくても、それだけで罰するという内容。2000年に国連が採択した国際組織犯罪防止条約の締結のためには国内法の整備が必要だとして、政府は03年から3度にわたり国会に関連法案を提出したが、いずれも廃案になっている。

●幸徳秋水
生年月日:1871年11月5日
出身地:高知県幡多郡
死没:1911年1月24日 (39歳)
幸徳 秋水は、明治時代のジャーナリスト、思想家、社会主義者、無政府主義者である。 本名は、幸徳傳次郎。秋水の名は、師事していた中江兆民から与えられたもの。大逆事件で(主犯として)処刑された12名の1人。

【春秋】 2017/02/23 西日本新聞
政府は2月22日、国家の「安寧秩序を害する」として「日本社会党」に解散を命じた。といっても110年前のこと。社民党の前身で戦後に発足した社会党とは別の政党だ►戦前の社会党は、日本初の合法的な社会主義政党として1906年に誕生。労働者が政治に参加できる普通選挙の実現を目指し、市電値上げ反対や足尾銅山争議など大衆運動に取り組んだ►やがて米国から帰国した急進派の幸徳秋水がストライキなどの「直接行動」を主張するようになる。労働争議の拡大を恐れた政府は、社会・労働運動の取り締まりを目的とした治安警察法に基づいて結社禁止処分とし、同党は1年足らずで解散に追い込まれた►これを機に、社会主義運動への弾圧が強まり、10年の大逆事件につながる。明治天皇暗殺を計画したとの疑いで幸徳ら無政府主義者12人が処刑された。容疑は一部を除き、でっち上げとされる►政治活動だけでなく、言論や報道も規制された冬の時代。石川啄木は事件直後に発表した評論「時代閉塞(へいそく)の現状」で〈強権の勢力は普(あまね)く国内に行きわたり〉〈自滅の状態〉と嘆いた►明治末期と単純には重ねられないが、どこか似た空気が。政府が来月にも閣議決定を目指す「共謀罪」改め「テロ等準備罪」。対象犯罪を大幅に減らすというが、「安寧秩序を害する」とでっち上げられることはないのか。うかつに物も言えない冬の時代はごめんだ。
  


Posted by マー君 at 14:11Comments(0)つぶやき