2014年02月23日

宮之町の菊慈童

2月19日(水)の図書館講座が当日急遽八代市立博物館で行われました。講座の内容は博物館で現在展示している笠鉾菊慈童からわかってきた妙見祭と言う事で「ここまでわかった妙見祭~最新情報を初公開!」のお話でした。展示品を見たときに20年くらい前、仕事の関係で展示されている物を宮之町の公民館で何度も目にしたことがあります。一本の釘も使わずにバラバラの部材を町の人たちが集まって組み立てていくのです。その頃の知り合いの方は今はほとんど亡くなられていませんが、何代も何代も笠鉾の組み立ての知識と技術を子や孫に伝えて来た文化。 その頃町内の方達が心配そうに話されていた「町がどんどん小さくなるこの先どうしよう」~そんなことを思い出します。確かその頃で宮之町の人口は100人居なかったと思います。その頃から街の様子も随分様変わりしています。
宮之町の菊慈童

家が無くなった宮之町
宮之町の菊慈童

宮之町妙見社の前にあるガイド標識
宮之町と笠鉾「菊慈童」・・八代市ホームページより
 「宮之町」という町名は、もと妙見宮(八代神社)の門前町の一部であったことに由来すると伝えられ、町内には妙見宮の分社がまつられています。
 宮之町は、妙見祭へ笠鉾「菊慈童」(9基のうち第1番)を出しています。初めは、一人で持つ傘型の出し物を出していましたが、元文3年(1738)、「菊慈童」の人形をのせた4人持ちの笠鉾を出すようになりました。妙見宮との縁が深いことから、宮之町の笠鉾は、神幸行列の中では他の笠鉾の先頭に立ち、天候が悪くても必ず妙見宮までお供する習わしです。
 「菊慈童」は、謡曲「菊慈童」に登場する少年で、仕えていた皇帝から賜ったありがたいお経の言葉を菊の葉に書いておいたところ、菊の葉から滴る露が不老不死の薬となって、700年経っても若々しいままであったという物語です。人々の不老不死への願いを表しています。
 宮之町から出される笠鉾「菊慈童」の部材を入れた箱に記された元文3年(1738)が現存するもっとも古い年号で、文化2年(1805)から文化6年(1809)頃の制作と見られる祭礼絵巻には、現在とほぼ同じ笠鉾が描かれており、このころにはすでに今の笠鉾に近いものが出来上がっていたことがわかります。

宮之町の菊慈童

一番手前の笠鉾の上に乗っかっているのが菊慈童です。

宮之町の菊慈童


宮之町の菊慈童

宮之町妙見社の右に笠鉾を収納する倉庫があります左は公民館
宮之町の菊慈童


宮之町の菊慈童


宮之町の菊慈童


宮之町の菊慈童


宮之町の菊慈童

小西行長はキリシタン大名、領地内の神社仏閣は焼打ちにあったという記録もありますが、妙見宮はどうだったのかな?
【天正16年は1588年です】

きくじどう 【菊慈童】
周の穆王(ぼくおう)に愛された侍童(じどう)。罪を犯して南陽郡酈県(れきけん)に流され、その地で「お経」の書かれた菊の葉の露を飲んで不老不死の仙人になったと言われている。
宮之町の笠鉾に座っています。


以下 八代市立博物館のホームページより

冬季特別展覧会
笠鉾大解剖!~バラバラにして見えてきたもの~2014年2月7日(金)~3月23日(日)
【主催】八代市立博物館未来の森ミュージアム・八代市
【後援】八代妙見祭保存振興会
【協賛】八代市立博物館友の会
妙見祭の華・笠鉾を一基分まるごとバラして展示!
平成23年(2011)に国指定重要無形民俗文化財となった八代妙見祭。旧城下町を中心とした町々から出される出し物の多彩さが特徴ですが、これまで絶えることなく受け継がれてきたことが高く評価されての「無形民俗文化財」指定でした。今回の展覧会は、現在に至るまでコミュニティーの核として各町で大切に保存されてきた笠鉾にスポットをあて、なぜ今日まで受け継いでくることができたのかを考えようというものです。
毎年、妙見祭のたびに組み立て・解体をしている笠鉾。クギを使わずに組み立てる部材の数は200個から300個もあります。もともと笠鉾は簡素なつくりだったのですが、豪華になったがゆえに作り替えが困難になり、結果として江戸時代後期の姿を今に残しています。部材に記された修理の記録や町の人たちの名前。それらからは、笠鉾を保存継承するために注がれた人々の熱意が感じられます。
今回の展覧会では笠鉾一基分の部材をバラバラにしてすべて紹介します。普段決して見ることのできない笠鉾の内側に注目してください!

何にしろ、この笠鉾は素晴らしいものです博物館の展示場がいっぱいになるほどの部材が有ります。関係者以外はめったに目にする事は出来ません。祭りの時とは違った笠鉾を見る事が出来ます。是非博物館に足を運んでください。


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