2018年10月13日

おくびにも出さない

おくびにも出さない

 「おくびにも出さない」は、物事を秘密にして口に出さず、そぶりも見せない様子。「おくび」はげっぷのこと。腹にしまった秘め事を胃の中にたまるガスに見立て、げっぷとしてさえも外には出さない、という例えだ
▼げっぷが出るのは生理現象なので仕方ないが、あからさまにやると眉をひそめられるので、人前では控えた方が。ところで、人間のマナーとは無縁の牛や羊にげっぷを出させない研究が進んでいる、と先日の朝日新聞に
▼狙いは地球温暖化対策。牛や羊などは、飲み込んだ食べ物を胃で部分的に消化し、再び口に戻して咀嚼(そしゃく)する「反すう」を行う。その際に胃で発生するメタンガスがげっぷとして放出される
▼メタンガスは二酸化炭素の25倍の温室効果があり、動物が出すげっぷは温暖化の一因とされる。たくさんの牛や羊を飼育するニュージーランドやオーストラリアでは、えさの配合や与え方などを工夫し、メタンガスの排出削減を試みているという
▼国連の気候変動に関する政府間パネルが今月、特別報告書を公表した。2040年前後に産業革命前の水準から平均気温の上昇が1・5度に達し、大半のサンゴの死滅や猛暑、豪雨、干ばつなど災害の多発を予測している
▼警鐘が鳴り響いていることはおくびにも出さず、人間がエネルギーの大量生産と大量消費の反すうで温室効果ガスを出し続けていれば、牛や羊さえも眉をひそめよう。
=2018/10/12付 西日本新聞朝刊=

「おくびにも出さない」という言葉は言語学では慣用句に入るらしい。
慣用句とは、習慣として長い間広く使われてきた、ひとまとまりの言葉・文句や言い回しのこと。
普段使っている言葉の中にはどうしてこんな言葉が出来たんだろうと思うような言葉がいっぱいあります。
意味は分かるんですがどうしてそのような意味なのか語源については分からないものだらけです。
西日本新聞の【春秋】からは色んなことを取り上げて勉強させてもらえるのでありがたく読ませていただいています。


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