2016年12月06日

或る写真家の心

或る写真家の心


麦島勝さんが撮られた写真について、答えのようなものが今日の朝日新聞のコラム【折々のことば】にありました。
写真を撮るということは・・・・〝あなたのことが知りたい〟と、心の扉を叩くことなんです  渋谷敦志

東北の震災の後、報道写真家の安田菜津紀は、撮っていいのか撮らないといけないのか、答えが出ぬまま被災地に立つ。が、希望の徽(しるし)になればと撮ったあの奇跡の一本松の写真は、土地の人には波のすさまじさを思い出させる脅威の像でしかなかった。何も見ていなかったと打ちのめされる中で先輩の言葉を噛みしめた。安田・渋谷・佐藤慧(けい)の「ファインダー越しの3・11」から

写真を撮ることは写真を見る人の心まで読み取らないと、なかなかシャッターは押せないということ。麦島勝さんはそこまで考えてシャッターを押していたのだと思います。
【麦島勝氏プロフィール】
麦島勝氏は、昭和2年(1927)八代市生まれ。熊本県立熊本工業学校機械科を卒業後、八幡製鉄所に入社。昭和20年(1945)復員後は興国人絹で設計係として活躍するかたわら、プライベートでは趣味の写真撮影に明け暮れました。現在は、全日本写真連盟熊本県本部副委員長、熊日フォトサークル運営委員、フォトざぼん会長をつとめ、地域を代表する写真家として活躍中です。現在89歳。
或る写真家の心


同じカテゴリー(八代)の記事画像
ツクシイバラが咲き始めました
八代城築城400年のお話
八代高校の鳳雛祭
6月の雲仙普賢岳
明日は九十九夜
宗因忌(3月28日 記念日)
同じカテゴリー(八代)の記事
 ツクシイバラが咲き始めました (2022-05-06 11:02)
 八代城築城400年のお話 (2022-04-28 14:06)
 八代高校の鳳雛祭 (2021-09-19 10:32)
 6月の雲仙普賢岳 (2021-06-06 09:16)
 明日は九十九夜 (2021-05-11 09:29)
 宗因忌(3月28日 記念日) (2021-03-28 09:27)

Posted by マー君 at 12:44│Comments(0)八代記事
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。