スポンサーサイト

上記の広告は90日以上記事の更新がないブログに表示されます。新しい記事を書くことで、こちらの広告が消せます。

  

Posted by おてもやん at

2022年11月16日

まさか!

集会に現れたのは、大西洋の単独横断飛行をなしとげたリンドバーグだった。ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害が進んでいた1941年。開戦前の米国でのことだ。国民的な英雄は、ユダヤ人が映画界や新聞、米政府を牛耳って影響力を発揮し「われわれを戦争に巻き込みたがっている」と主張した▼よそ者から白人を守らねば、とあおる。批判があってもつっぱねる。集会を主催したのはアメリカ・ファースト委員会といった▼もう、あの人との共通点にお気づきだろう。米大統領だったトランプ氏である。退任後も「ディープステート(影の政府)」に米国は支配されている、と虚言を繰り返してきた。きょう、次期大統領選への再出馬を表明するらしい▼中間選挙での予想外の結果から、共和党内でもトランプ路線への批判が公然とわき上がり始めたという。だが、それくらいでひるむような、やわな御仁ではあるまい。こりずに罵詈(ばり)雑言をまき散らし、対立をあおるのではないか。楽観的ではいられない▼じつはリンドバーグも大統領選の打診をうけていた。作家フィリップ・ロスは、その後の架空の世界を『プロット・アゲンスト・アメリカ』で描く。党の予備選を勝ち抜いた瞬間、街のあちこちで、まさかと声があがる。ユダヤ系の主人公は、リンドバーグ政権下で人種差別の嵐に巻き込まれていく▼実際の大統領選まであと2年。共和党は生まれ変われるだろうか。「まさか」とうめきたくなる光景はもう、うんざりだ。
朝日新聞天声人語 2022・11・16(水)

またこの人が次期大統領選に出馬するのでしょうか?  


Posted by マー君 at 09:10Comments(0)つぶやき