2016年12月05日
文学散歩
今年は夏場から年末にかけて異常気象という事で、冬の風景もいつもとは違うようだ。八代の図書館のまわりもイチョウなどの黄色に黄葉する木は、もう既に落葉してしまって葉は残っていません。赤く紅葉するもみじが少し場所によって残っているようです。
12月は今年最後の月とあって、参加活動も特別に多く日にちがダブって、参加できない活動が出るので残念な気持ちになります。12月9日も文学講座の旅行と地域で参加をしているゴルフのコンペが重なり、この日は図書館主催の文学散歩に参加することにしました。この文学散歩は八代在住の文学者前山光則さんが八代市立図書館が企画する文学散歩という日帰り旅行の引率役を務める毎年恒例のバスツアーです。行く先は文学作品に出てきた熊本県内の場所を巡りながら作品を味わうという企画になっています。本年度の文学散歩は「大阿蘇と文学」のテーマで、「故郷の山」・・・蔵原伸二郎、「艸千里浜・くさせんりはま」・・・三好達治、「二百十日」・・・夏目漱石、「忘れえぬ人々」・・・国木田独歩、「幻化」・・・梅崎春生、などの作品が阿蘇に関するものであり、其の外に宋不旱(そう・ふかん)の句碑についても見学しようという事になっています。毎回旅行前に予備知識としての講座があります。今回も12月2日(金)に図書館講座がありました。
※以前こ麦島勝さんの写真の件でこの方の写真には地震や台風などの自然災害の場面がないことに「何故なんだろう」と疑問を持っていましたが、麦島さんと非常に懇意にされている前山光則さんに尋ねてみますと自分が見せて貰った中にも苦しみをテーマにしたものはほとんどないという事でした。麦島さんの写真には被写体のどこかに必ず人物が写っています。麦島さんがとられる何気ない生活の写真のなかに苦しみという表情は自分の信念として写さなかったのかもしれません。
【前山光則】
1947年、熊本県人吉市生まれ。1972年、法政大学第二文学部日本文学科卒。元高校教師。作品『山頭火を読む』『球磨川物語』『淵上毛錢詩集』『若山牧水への旅《ふるさとの鐘 》』『昭和の貌 《「あの頃」を撮る》』『生きた、臥た、書いた《淵上毛錢の詩と生涯》』『山里の酒―九州蔵元紀行』など。
昨年度の天草への文学散歩で参加者に話される前山光則先生