2016年10月03日
日本の石
熊本県博物館ネットワークセンターの活動で2か月おきに「くまもとの大地の成り立ち」という地質学の活動があります。10月2日(日)の活動は「ヒスイ輝石と単斜輝岩の観察採集」を行うため氷川ダム管理事務所前駐車場に集合して、2006年度の文献を頼りに八代市泉町の〝黒瀬川帯〟の探索を行いました。集合時に川路芳弘先生から日本地質学会の話があり、先月日本の国石に翡翠が決定した話がありました。また5月には「県の石」の発表があり項目として岩石・鉱物・化石と3つありますが、熊本県は①岩石名ー溶結凝灰岩、主要産地ー阿蘇山周辺 ②鉱物名ー鱗珪石、主要産地ー熊本市島崎の石神山 ③化石名ー白亜紀恐竜化石群、主要産地ー天草市,御船町が選ばれているというお話でした。たまたま今日の読売新聞【編集手帳】に翡翠の話がありましたので、こちらの話をまず紹介しておきます。活動内容についてはまとまり次第お話します。
水辺に生息するカワセミは、羽が青緑色(翠)で、腹が橙色(翡)の美しい鳥だ。翡翠とも呼ばれてきた。カワセミの羽根に色が似ていることから名付けられた宝石に、ヒスイ(翡翠)がある。◆日本鉱物科学会「日本の石(国石)」に翡翠を選定した。国産の石として広く知られている水晶、花こう岩なども候補に残ったが、最後は投票で決まったという◆新潟県の糸魚川地域は世界有数の上質のヒスイ産地だ。地域の遺跡からは、約7000年前のヒスイ製のハンマーが発掘されている。勾玉などの宝飾品も全国各地で発見されており、縄文時代に世界最古のヒスイ文化が栄えたことがわかっている◆ただし、不思議なことに、ヒスイの利用は奈良時代を最後に長く途絶えてしまい、日本では取れない宝石と誤解された。1938年に糸魚川地域で探査が行われ、見たこともないような青い石が、沢の滝つぼで発見され、ヒスイと確認されたという◆縄文人のヒスイとの出会いは、果たしてどのようなものであったのか。神秘の石の輝きに何を感じたのか。当時の人々の優れた才覚と技術について改めて思う。

「平成28年熊本地震」震度1以上の地震回数
4/14ー4/30 (回数)1093 (累計)1093
5/1 -5/31 520 1613
6/1 -6/30 214 1827
7/1 -7/31 114 1941
8/1 -8/31 109 2050
9/1 5 2055
9/2 2 2057
9/3 4 2061
9/4 5 2066
9/5 2 2068
9/6 2 2070
9/7 7 2077
9/8 4 2081
9/9 0 2081※
9/10 1 2082
9/11 2 2084
9/12 3 2087
9/13 6 2093
9/14 2 2095
9/15 2 2097
9/16 4 2101
9/17 1 2102
9/18 1 2103
9/19 0 2103※
9/20 2 2105
9/21 4 2109
9/22 2 2111
9/23 2 2113
9/24 0 2113※
9/25 1 2114
9/26 1 2115
9/27 2 2117
9/28 1 2118
9/29 4 2122
9/30 2 2124
9/1 -9/30 74 2124
10/1 2 2126
10/2 2 2128
Posted by マー君 at 17:17│Comments(0)
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