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Posted by おてもやん at

2018年09月28日

散り椿



映画館にはもう何年も行っていません。
【春秋】の書き出しは今日から公開される「散り椿」という映画の話から・・そう言えば昨日「徹子の部屋」に岡田准一と西島秀俊が出ていたのをちらっと見たのを思い出した。
二人が共演するということで公開前に「徹子の部屋」に招かれたのだろう。
今日の話は日産の常態化していた不正問題に繋がっていきます。
業績回復への大きな原因がデーター改ざんなどの不正問題との引き換えにあったとは誠に情けない話である。

 
剣の達人である扇野(おうぎの)藩士、瓜生新兵衛は気性のまっすぐな男だった。上役の不正を知り、訴え出たが握りつぶされ、逆に藩を追われた。18年後、亡き妻の言葉を胸に扇野に戻った新兵衛は、藩政をむしばむ巨大な闇に立ち向かう
▼昨年12月に亡くなった福岡県出身の作家、葉室麟さんの小説「散り椿(つばき)」。信義を貫く新兵衛の生き方に、寒風に耐えて花を咲かせる椿の凛(りん)とした姿が重なる。映画化作品がきょう公開予定だ
▼日本を代表する大企業も長い間、不正にむしばまれていた。日産自動車が、燃費測定などの不正検査に関する最終報告書を公表した。不正は2000年代には常態化していたという
▼1999年、日産は低迷する業績を立て直すため、カルロス・ゴーン氏をトップに招いた。経営の“達人”は、徹底的なリストラを断行し、経費を切りまくった。その結果、業績はV字回復したが、現場は慢性的な人手不足に。生産や出荷に間に合わせることが優先され、検査データ改ざんなどの不正がまかり通るようになったという
▼経費と一緒にメーカーの信義も切り捨ててしまったか。同社は「信頼を大きく傷つけた」と謝罪したが、ゴーン氏から説明はなく、責任も問われないという
▼「散る椿は、残る椿があると思えばこそ、見事に散っていけるのだ」と小説に。経費を散らすあまり、最も大切な「安全・安心」まで摘んでしまっては、元も子もない。
=2018/09/28付 西日本新聞朝刊=



葉室 麟 (はむろ りん)
誕生 1951年1月25日
福岡県北九州市小倉
死没 2017年12月23日(66歳没)
職業 小説家
最終学歴 西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業
活動期間 2005年 - 2017年
ジャンル 時代小説
代表作 『蜩ノ記』
主な受賞歴 歴史文学賞(2005年) 松本清張賞(2007年) 直木三十五賞(2012年)
  


Posted by マー君 at 12:03Comments(0)つぶやき記事