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Posted by おてもやん at
講読新聞を変えてから4日たちますがどうも新しい新聞には馴染めないようだ。半年置きに新聞は変えて読むようにしてきましたが、ここに来て記事に馴染むとか読みやすいとかを感じるようになりました。このままだと新聞を読むのもおっくうになりそうな感じである。
というのは第1面のコラムがどうも自分好みかそうで無いかが問題の様でもあります。
今日の記事は・・
読売新聞【編集手帳】は春風亭昇太さんの色紙〈猫にごはん〉からの話は昔、益獣であったものが今は害獣、奄美大島での猫の扱い方について言及しています。
西日本新聞【春秋】では「ぶるぶる」という妖怪からこの前あった岐阜県でのエアコン故障による高齢の入院患者が多数死亡した事件を扱った記事。
今日はやはり【春秋】を選びました。

 あまりの暑さで「汗ぶるぶるになる」と知人が言った。「ぶるぶる」は寒さや怖さで体が震える様子を表す言葉だと思うが、知人いわく、福岡県筑後地方では、そう使うのだそうだ►びしょぬれになった犬がぶるぶるっと体を震わせると水が飛び散る。それくらい全身汗だくになっている状態なのだとか。あくまでも知人の私見だが►「ぶるぶる」という名の妖怪もいる。「震々」と書く。江戸時代の絵師、鳥山石燕(せきえん)の妖怪画集「今昔画図続百鬼」に登場する。人が怖いと思ったとき、首の辺りがぞっとするのは、襟元に震々が取りついたからだという►恐らく「汗ぶるぶる」になって命を落とした人もいたであろう。岐阜市の病院で、エアコンが故障した部屋にいた80代の入院患者5人が亡くなった。熱中症で死亡した疑いがあるとみて、警察が調べている►病院長は「いつ容体が急変してもおかしくない症状だった。エアコンの故障が死亡につながったとは考えていない」と説明する。にわかに信じ難い。蒸し風呂のような部屋に高齢の病人がいればどうなるか。「老人医療」専門の病院が気付かなかったのか、分かっていて放置したのか。いずれにせよ想像するだけで、首筋にぞっと寒けが走る►超高齢社会の中で、同じような悲劇は今後も起こり得る。財源や人手の不足など高齢者福祉には難題山積だが、命を軽んじる妖怪だけは取りつかせてはならない。
2018・09・04 西日本新聞 【春秋】




鳥山石燕 とりやま-せきえん
1713-1788 江戸時代中期の浮世絵師。
正徳(しょうとく)3年生まれ。江戸の人。狩野玉燕(かのう-ぎょくえん)にまなび,人物画,妖怪(ようかい)の絵を得意とした。門人に喜多川歌麿(うたまろ)らがいる。俳諧(はいかい)もまなび,絵入り俳書の挿絵をかいた。天明8年8月3日死去。76歳。本姓は佐野。名は豊房。別号に船月堂,月窓など。作品に「百鬼夜行」「石燕画譜」など。

震々(ぶるぶる)は、鳥山石燕の妖怪画集『今昔画図続百鬼』にある日本の妖怪。
『今昔画図続百鬼』によれば、恐怖を感じた人間の首筋がぞっとするのは、この震々が人間の襟元に取り憑くためであり、別名「臆病神」「ぞぞ神」ともされている

  


Posted by マー君 at 13:14Comments(0)記事