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Posted by おてもやん at

2018年09月08日

テフラとは

7日に起きた北海道の地震の様子を見て唖然としました。
どうしてこれほどまでに山崩れが起きたのだろう。
皆さんもそう思われたと思います。
この記事は毎日新聞に載せられた記事です。
被害に遭われた方々もまさかこんなことが起きるとは・・考えたこともなかっただろうと思います。
でも最近は地震に限らず同じような事故が頻繁に起きている様に思いませんか?
災害にあわない、災害を未然に防ぐ、知恵を出し合ってなんとか災害の少ない街づくりを考えていかなければなりません。



震度は7に訂正されました

北海道厚真町の土砂崩れで崩落した地層について、専門家らは火山噴火による軽石層だと指摘している。地震の揺れに弱い性質があり、大雨も影響した可能性がある。
今夏の大雨も影響か
 産業技術総合研究所の石塚吉浩・火山活動研究グループ長によると、厚真町の西約40キロでは、約4万年前にカルデラの支笏(しこつ)湖を作った巨大噴火が起き、厚真町に大量の軽石が飛来して厚さ約4メートルに堆積(たいせき)。さらにその上に、支笏湖の北にある恵庭(えにわ)岳(1320メートル)と、南にある樽前(たるまえ)山(1041メートル)の噴火による軽石も厚さ約50センチずつ積もっている。
こうした層は今年夏の大雨で多量の水を含んだままになっていたと考えられ、震度7の揺れをきっかけに一気に崩れたとみられるという。石塚グループ長は「崩れた場所には大きな石が見られない。地下の岩盤までは崩れず、表面の軽石層だけが崩落したと推定できる」と話した。 石塚グループ長によると、支笏カルデラから放出された軽石は肌色、恵庭岳はだいだい色、樽前山は白っぽい。このほか、黒っぽい表層土壌もあり、それぞれの色が現場の写真から見て取れるという。
 軽石層は「テフラ層」と呼ばれ、京都大防災研究所の千木良(ちぎら)雅弘教授(応用地質学)は、2016年4月の熊本地震で起きた阿蘇山周辺の土砂崩れとの類似性を指摘する。この地域でも、阿蘇山から噴出したテフラ層が広がっている。
千木良教授によると、風化すると層の内部はスポンジのような小さな空洞が多くなり、震動に弱くなる。
 熊本地震では、阿蘇山周辺で400カ所以上の土砂崩れがあった。千木良教授は「厚真町の写真を見る限り、テフラ層の崩壊に間違いない。熊本地震より被害の範囲が広い可能性がある。テフラ層は全国の火山周辺に広く分布しており、震度5強以上の地震が起きると崩れることが多い」と警戒を呼びかける。
 テフラ層の崩壊は、1968年の十勝沖地震で、青森県にある十和田カルデラ噴火の火山灰層が崩れ、48人が死亡した例などもある。【池田知広、渡辺諒】


日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
テフラ
てふら
tephra

アイスランドの火山学者ソラリンソンS. Thorarinssonにより1954年に定義された地学用語で、爆発型噴火で火口から放出され、空中を飛行して地表に堆積(たいせき)した火山砕屑(さいせつ)物(火山塵(じん)、火山灰、火山礫(れき)、噴石、スコリア、軽石、火山弾、火山岩塊など)の総称。火山放出物と同義。降下火山砕屑物ともいう。広義には、直接マグマから由来した火砕流を構成する岩片も含め、すべての破片状火山噴出物をさし、火山砕屑物と同義。テフラはギリシア語で灰の意である。桜島火山など、爆発型噴火の多い日本では、テフラによる山林、耕地、農作物、建造物、人畜などの被害がよく発生する。テフラの層序、分布、性質などの調査は、諸火山の有史前までの諸噴火の時期、様式、規模などを解明し、防災上も貴重な基礎資料が得られる。[諏訪 彰]

支笏カルデラ(しこつカルデラ)
カルデラ形成後、その縁に形成された恵庭岳と風不死岳(ふっぷしだけ)により、くびれた形になったカルデラ湖。樽前山は支笏カルデラに付随した火山である。約4万年前の噴火では火砕流を100km3も噴出した。
支笏湖(しこつこ)は、北海道千歳市にある淡水湖。支笏洞爺国立公園に属し、日本最北の不凍湖となっている。

  


Posted by マー君 at 11:54Comments(0)地学