8/1の首都圏での地震の誤配信についてほっとした気持ちを上手に表現された記事だと思います。大きな騒ぎにならなかったことと、人々の心の中に天災というものが忘れられがちなことへの不安を〈天災は忘れたころに来る〉のことばから解説されています。
天災は忘れたころに来る


〈天災は忘れたころに来る〉は寺田虎彦の言葉とされているが、氏の文献には見つからないらしい◆随筆『天災と国防』の趣意が〝ひと言〟に短縮されたとの説が有力だ。〈これ(天災)ほど万人がきれいに忘れがちなこともまれである・・・忘れているおかげで今日を楽しむことができるのだという人があるかもしれないのであるが、それは個人めいめいの哲学に任せるとして・・・〉◆昨日首都圏で震度7の地震が起きるとする速報が誤配信された。わが胸中の〝哲学〟と向き合った方も多かろう◆覚悟はできていたか、用意は十分か。速報は15秒後に取り消されたものの、ネット配信された地図には背筋が凍る。関東のほぼ全域が震度7を告げる赤系の警戒色に埋め尽くされていた◆交通機関に影響も出た。気象庁の大失態だが不思議にも腹が立たない。おぞましい色の地図を脳裏に焼き付けた人にとっては迫真の予行演習になったろう◆大事なのは〈天災を忘れないで今日を楽しむ〉ことだろう。寅彦の随筆を再短縮してみた。8・2夕刊 【よみうり寸評】



天災は忘れたころに来る
7月26日に1日を通じ震度1以上の地震回数が4月14日以来初めてゼロに成りました。
平成28年7月27日23時47分茨城県北部でM5.3(震度5弱)の地震がありましたが、5年前の3月11日14時46分に起きた東日本大震災の余震という事です。5年後にも余震は起こる。
大きな地震が起きた地域では、有感地震がゼロに成っても常に細心の注意が必要という事だと思います。

「平成28年熊本地震」震度1以上の地震回数
4/14ー4/30 (回数)1093 (累計)1093
5/1 -5/31      520     1613
6/1 -6/30      214     1827
7/1 -7/31      114     1941
8/1             3     1944
8/2             1     1945


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Posted by マー君 at 09:10│Comments(0)記事
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