2015年09月15日
地名に注目!勉強①
沼垂(ぬったり)は新潟市中央区にある地名です。地名にはその土地の地理や歴史が集約されています。この地名は北方の蝦夷(えみし)を防ぐため大和朝廷が、飛鳥時代の大化3年(647年)に越国(高志国)に置いた城柵(日本の城)の1つで「渟足柵(ぬたりのき、ぬたりのさく)」(ぬたり)の読みが「沼垂」(ぬったり)に転じたとされています。史上最初の城柵と考えられ日本書紀にも「渟足柵を造ってそれを維持する者を置いた」との記述があるほど、新潟では最も歴史のある地名の一つです。8世紀初めまでは存在しましたが廃絶の時期は不明とのこと。また渟足柵の詳細な所在地も信濃川などの氾濫により、町が何度も移転しているため渟足柵の正確な所在地も現在まで不明です。沼垂という地名だけが残っている不思議な場所です。この町も一時は高齢化や郊外型大型店の影響でさびれていましたが、今は醸造文化が栄え「発酵の町」としてみそや漬物、酒蔵などを中心に新たな息吹が芽生え、新潟屈指の歴史を誇りながらも古くて新しい町として観光客も増え表情を変えつつあります。
2015・9・12 読売新聞 地名の知 「参考」
いつか「沼垂」に行ってみたいと思う記事でした

どこの地図でしょう 新潟市内
町や村の語源などをたどって行くといろんなことがわかってきます。この八代や熊本の地名を調べると面白いことが出てくるかもしれません。
2015・9・12 読売新聞 地名の知 「参考」
いつか「沼垂」に行ってみたいと思う記事でした

どこの地図でしょう 新潟市内
町や村の語源などをたどって行くといろんなことがわかってきます。この八代や熊本の地名を調べると面白いことが出てくるかもしれません。
Posted by マー君 at 12:40│Comments(0)
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