2022年06月29日
将来の不安をなくしてほしい
タンス預金は英語で「マットレスマネー」と呼ばれる。分厚いボックスタイプなら相当な額をためられるという。上に寝られるから安心感もあるのだろう。イスラエルでは100万ドル近い現金が入ったマットレスが捨てられて大騒ぎになったことがあった▲米国では大恐慌時代に盛んだったらしい。新型コロナウイルスの流行が始まった2年前には各地で現金自動受払機(ATM)に行列ができた。キャッシュレス時代とはいえ、非常時に現金を手元に置きたいのは共通の心理なのだろう▲昨年度末のタンス預金の総額が過去最多の105兆円に達した。人口で割れば1人約84万円。へそくりにしては多い。一部に平均を引き上げている人がいるのだろうが、日本人の現金信仰は特別である▲仲畑流万能川柳にもよく登場する。「ハッカーもタンス預金は攻められず」。ネット犯罪への警戒感が背景にある。「タンス預金確実元本保証する」。低金利時代。リスクが少ないのが何よりか▲各国と比べ、家計の金融資産に占める預金と現金の割合が多いのが、わが国の特徴である。新型コロナ対策の現金給付も貯蓄に回ったようだ。消費の機会も減り、貯蓄率が大幅に上昇した▲物価高に加え、円安が進む。何もしなければ資産が目減りする時代に入るかもしれない。岸田文雄首相は「貯蓄から投資へ」の転換を訴えるが、そう簡単に「行動変容」は起きまい。まずは将来の不安をなくしてほしい。参院選にも向けられた多くの国民の願いではないか。
毎日新聞余禄 2022/06/29
平成26年度に政府が行なった世論調査をみると未来像について明るい希望を持っている人はそんなに多くなくて暗いと答える人の数が多い結果が出ています。この紙面ではわずかな項目しかだせませんが、膨大な量の調査結果が出ています。政治はまずは将来の不安をなくすよう目を向けてほしい。


1.日本の未来像について
(1) 日本の未来に対する意識
50年後の日本の未来は,現在と比べて明るいと思うか,それとも暗いと思うか聞いたところ,「明るいと思う」とする者の割合が33.2%(「明るいと思う」7.5%+「どちらかといえば明るいと思う」25.7%),「暗いと思う」とする者の割合が60.0%(「どちらかといえば暗いと思う」41.6%+「暗いと思う」18.5%)となっている。
性別に見ると,「明るいと思う」とする者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「明るいと思う」とする者の割合は20歳代で高くなっている。
(2) 目指すべき社会像
日本の未来について,どのような社会を目指していくことが望ましいと思うか聞いたところ,「成長・発展を追求する社会」と答えた者の割合が13.8%,「緩やかに成長・発展を持続する社会」と答えた者の割合が42.8%,「現在程度の水準を維持した社会」と答えた者の割合が14.3%,「縮小しながら一人当たりの豊かさの保たれた社会」と答えた者の割合が25.4%となっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「成長・発展を追求する社会」と答えた者の割合は20歳代で,「緩やかに成長・発展を持続する社会」と答えた者の割合は30歳代,50歳代で,「現在程度の水準を維持した社会」と答えた者の割合は70歳以上で,「縮小しながら一人当たりの豊かさの保たれた社会」と答えた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます)
(3) 自身の将来に対する意識
自身の将来について,不安を感じるか聞いたところ,「不安を感じる」とする者の割合が69.0%(「不安を感じる」29.2%+「どちらかといえば不安を感じる」39.8%),「不安を感じない」とする者の割合が30.2%(「どちらかといえば不安を感じない」18.8%+「不安を感じない」11.3%)となっている。
性別に見ると,「不安を感じる」とする者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「不安を感じる」とする者の割合は40歳代,50歳代で,「不安を感じない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
ア 将来の不安要素
自身の将来について「不安を感じる」,「どちらかといえば不安を感じる」と答えた者(1,260人)に,自身を巡る将来について,どのようなことに不安を感じるか聞いたところ,「自分や家族の健康状態の悪化」を挙げた者の割合が50.3%,「大地震などの大規模な自然災害の発生」を挙げた者の割合が47.9%と高く,以下,「社会保障や教育などの公的サービスの水準の低下」(42.1%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
都市規模別に見ると,「大地震などの大規模な自然災害の発生」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「大地震などの大規模な自然災害の発生」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自分や家族の健康状態の悪化」を挙げた者の割合は50歳代から70歳以上で,「大地震などの大規模な自然災害の発生」を挙げた者の割合は40歳代で,「社会保障や教育などの公的サービスの水準の低下」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。
毎日新聞余禄 2022/06/29
平成26年度に政府が行なった世論調査をみると未来像について明るい希望を持っている人はそんなに多くなくて暗いと答える人の数が多い結果が出ています。この紙面ではわずかな項目しかだせませんが、膨大な量の調査結果が出ています。政治はまずは将来の不安をなくすよう目を向けてほしい。


1.日本の未来像について
(1) 日本の未来に対する意識
50年後の日本の未来は,現在と比べて明るいと思うか,それとも暗いと思うか聞いたところ,「明るいと思う」とする者の割合が33.2%(「明るいと思う」7.5%+「どちらかといえば明るいと思う」25.7%),「暗いと思う」とする者の割合が60.0%(「どちらかといえば暗いと思う」41.6%+「暗いと思う」18.5%)となっている。
性別に見ると,「明るいと思う」とする者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「明るいと思う」とする者の割合は20歳代で高くなっている。
(2) 目指すべき社会像
日本の未来について,どのような社会を目指していくことが望ましいと思うか聞いたところ,「成長・発展を追求する社会」と答えた者の割合が13.8%,「緩やかに成長・発展を持続する社会」と答えた者の割合が42.8%,「現在程度の水準を維持した社会」と答えた者の割合が14.3%,「縮小しながら一人当たりの豊かさの保たれた社会」と答えた者の割合が25.4%となっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「成長・発展を追求する社会」と答えた者の割合は20歳代で,「緩やかに成長・発展を持続する社会」と答えた者の割合は30歳代,50歳代で,「現在程度の水準を維持した社会」と答えた者の割合は70歳以上で,「縮小しながら一人当たりの豊かさの保たれた社会」と答えた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます)
(3) 自身の将来に対する意識
自身の将来について,不安を感じるか聞いたところ,「不安を感じる」とする者の割合が69.0%(「不安を感じる」29.2%+「どちらかといえば不安を感じる」39.8%),「不安を感じない」とする者の割合が30.2%(「どちらかといえば不安を感じない」18.8%+「不安を感じない」11.3%)となっている。
性別に見ると,「不安を感じる」とする者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「不安を感じる」とする者の割合は40歳代,50歳代で,「不安を感じない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
ア 将来の不安要素
自身の将来について「不安を感じる」,「どちらかといえば不安を感じる」と答えた者(1,260人)に,自身を巡る将来について,どのようなことに不安を感じるか聞いたところ,「自分や家族の健康状態の悪化」を挙げた者の割合が50.3%,「大地震などの大規模な自然災害の発生」を挙げた者の割合が47.9%と高く,以下,「社会保障や教育などの公的サービスの水準の低下」(42.1%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
都市規模別に見ると,「大地震などの大規模な自然災害の発生」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「大地震などの大規模な自然災害の発生」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自分や家族の健康状態の悪化」を挙げた者の割合は50歳代から70歳以上で,「大地震などの大規模な自然災害の発生」を挙げた者の割合は40歳代で,「社会保障や教育などの公的サービスの水準の低下」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,それぞれ高くなっている。