正岡子規が「 病牀びょうしょう 六尺」に<悟り>について記している。いかなる場合にも平気で死ぬことと思っていたが、まちがいだ。いかなる場合にも平気で生きていることだと◆日記の日付は1902年(明治35年)の6月2日となっている。あすで120年になる子規の一文を思ったのは、日付のことばかりではない。カンヌ国際映画祭で、倍賞千恵子さん(80)主演の映画『PLAN75』(早川千絵監督)が「ある視点」部門で特別表彰を受けた◆設定が衝撃的だ。75歳以上の高齢者に生死を選ばせる制度<プラン75>が施行された日本を舞台に、 翻弄ほんろう されていく人々を描く◆倍賞さんは脚本を読み始めた時、むごい話だと思ったという。だが物語の終盤で主人公のミチがある選択をする姿にうたれ、出演を決めたと語っている。高齢社会の時代は長く続いていきそうだ。毎年の出生数を耳にすると、江戸時代の長さを超えるのではないかと思うことがある◆高齢社会の生と死にどう向き合うか、答えをくれるミチの選択なのだろう。劇場に足を運んだ人が、生きたくなる映画であってほしい。当欄は倍賞さんの選択を信じる。
読売新聞編集手帳 2022/06/01(水)


『PLAN75』をどうみる
映画はまだ見ていませんので詳しくは分かりません。
高齢化社会の生と死の問題についてどう向き合うかを『PLAN75』という政策を通して映画が展開しているようです。
現実の日本は老老介護の問題にまで社会は進んでいます。
みんなが明るく生きようとする社会であってほしい。


同じカテゴリー(世の中)の記事画像
世の中好い人達ばかりではありません
内閣改造は裏目
時代を診る
子どもが幸せな国
今回の余禄・・?
将来の不安をなくしてほしい
同じカテゴリー(世の中)の記事
 世の中好い人達ばかりではありません (2022-10-29 09:32)
 内閣改造は裏目 (2022-08-27 13:49)
 時代を診る (2022-08-11 09:30)
 子どもが幸せな国 (2022-07-24 09:30)
 今回の余禄・・? (2022-07-22 12:13)
 将来の不安をなくしてほしい (2022-06-29 12:06)

Posted by マー君 at 10:21│Comments(0)世の中つぶやき
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。