ボクシングと酒と女に明け暮れる高校生の主人公は、恋人が疎ましくなり兄に5千円で売り渡す-。無軌道な若者の姿を赤裸々に描いた石原慎太郎氏の「太陽の季節」▼戦後の新世代を正面から捉えた異色作は社会に衝撃を与え、芥川賞に選ばれた。一方で倫理性に欠けるとの批判が。常識にとらわれない奔放な若者を指す「太陽族」は流行語になった▼古い小説を思い出したのは、こちらも倫理性が問われたから。石原氏の長男で自民党元幹事長の伸晃氏の政治団体が新型コロナ対策の助成金約60万円を受給していた。コロナ禍に苦しむ事業者を支援するためのお金である▼伸晃氏は責任を取り就任間もない内閣官房参与を辞任した。この人事も、岸田文雄首相が総選挙で落選した盟友を救済した「失業対策」と揶揄(やゆ)されていた。大岡敏孝環境副大臣の自民党支部も30万円の受給が判明。先生方にはそう多額でもなかろう金で面目を売り渡すとは▼国会には、歳費とは別に議員に月100万円支給される「文通費」の問題も。使途報告や残金返還の義務がないことが世の常識から外れていた。各党とも日割り支給への変更は認めるが、自民、公明党は使途公表に後ろ向きだ。自由に使える「第二の歳費」の特権を手放したくないか▼小説の主人公は恋人を失って大切なものに気付く。議員にとって最も大切なのは国民の信頼だ。特権の「乱用族」に信は置けない。
西日本新聞・春秋・2021/12/14
特権の「乱用族」に信は置けない
特権の「乱用族」に信は置けない
太陽の季節の話が出てどう展開するのか面白そうなので取り上げてみました。
最後は特権乱用の政治家につながっていくお話です。
もっといい話はないのかなー。


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Posted by マー君 at 10:47│Comments(0)記事
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