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2021年04月14日

神様の話

人の罪やけがれをはらい、清めるという神社のおはらいだが、ではその罪やけがれはどこへ行くのだろう。その祝詞(のりと)によれば、4柱の神が連携して川から海へと流し、最後は根の国という異界へ送り込むという▲まず川から海へと罪やけがれを送り込むのが瀬織津姫(せおりつひめ)。海で受け取ってのみ込むのが速開都姫(はやあきつひめ)。息を吹いてそれらを根の国へと吹き飛ばす気吹戸主(いぶきどぬし)。根の国で罪やけがれを消滅させるのが速佐須良姫(はやさすらひめ)。合わせて祓(はらえ)戸大神(どのおおかみ)というそうだ▲昔の日本人が海は異界とつながり、この世の罪やけがれを際限なくのみ込んで浄化してくれると考えていたことがよく分かる。しかし、そんな神々すら手に負えない罪やけがれを、海洋にばらまき続けている今日の人間の文明である▲たまり続ける東京電力福島第1原発の汚染処理水を海洋に放出する方針を政府が決めた。処理水には放射性物質のうち放射線エネルギーの弱いトリチウムが残るが、国の放出基準の40分の1未満に海水で薄めたうえで放出するという▲政府はそれが国際的な飲料水の基準の7分の1だと強調し、科学的な安全性をアピールする。だがようやく本格操業の光が見えていた地元漁業者はじめ漁業界が見切り発車だと反発、風評被害への不安を募らせているのも当然だろう▲放出の開始は2年後、すべて流し終えるには実に30~40年はかかる処理水の海洋放出である。事故発生この方、海の恵みを受けてきた人々のなりわいを奪い、脅かし続ける罪は海に流そうと消せはしない。
毎日新聞余禄2021/04/14

四神
瀬織津姫(せおりつひめ)→速開都姫(はやあきつひめ)→気吹戸主(いぶきどぬし)→速佐須良姫(はやさすらひめ)=祓戸大神(はらえどおおかみ)
神様の話

神様の話
日本には色々な神様がいるんですね。
今日は震度7が2回も続いた熊本地震が起きて丁度5年目です。
あれから球磨川が氾濫する災害もありそして今はコロナ感染に悩まされる毎日です。
人の罪やけがれを祓う神様が居られるのなら天災を祓う神様はいないんでしょうか・・コロナは人災かも知れませんが?


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Posted by マー君 at 10:28│Comments(0)記事
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