2020年06月12日
雨乞い
昨日はひどい雨でウオーキングは出来ませんでした。
午後になって九州北部も梅雨入りと気象庁の方から宣言が出ました。
平年の梅雨入りは6月5日となっているので平年より6日遅い梅雨入りでした。
今日も予報では「曇りのち雨」になっていましたので朝の散歩で1日目標、一万歩を1時間半かけて歩きました。
今日は「雨乞い」について毎日新聞「余禄」から勉強することにしました。

雨乞(あまご)いのため牛や羊などをいけにえにする儀式はアジアやアフリカで広く見られたようだ。英人類学者フレーザーの「金枝篇(きんしへん)」によれば、犠牲となるのは黒い牛や羊などで、雨を降らせる黒雲を連想させたからだ▲似たもの同士を結びつける呪(じゅ)術(じゅつ)的思考は、世界各地にある。「金枝篇」は黒い豚で雨乞いをし、白い豚で雨を止める儀式をしていた部族も紹介している。この白は太陽の連想で、雨の多い土地では長雨を止める呪術も欠かせなかった▲古代日本でも神社に奉納する馬の色が黒なら雨乞い、白か赤ならば長雨を止める祈願とされた。神馬の奉納がやがて絵馬となったという京都の貴船(きふね)神社の言い伝えである。ほどよい降り方の調節を夢見てきた大昔からの日本人だった▲きのうまでに日本列島は東北地方南部まで梅雨入りした。梅雨前線は週末にかけ日本付近に停滞し、西日本から東日本まで広い範囲で大雨に警戒が必要という。胸をよぎるのは一昨年の西日本豪雨など、近年の暴れ梅雨の恐怖である▲とくに今年はコロナ禍との複合災害が心配される。各自治体では避難所での感染防止対策を進めているが、十分な態勢からはほど遠い。大雨の時には居住地の被害想定を見ながら、親類や知人宅への避難も選択肢とせねばなるまい▲黒か白かで降雨をあやつる術のほしいこと切実だが、思えば記録的豪雨の頻発を招いた地球温暖化も人の営みの結果だろう。気候変動と新型感染症の時代の「新たな日常」ともいえる今年の梅雨である。
雨乞い(読み)あまごい
あまごい〔ごひ〕
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
日照りが続き,農作物の生育が危ぶまれるとき,神仏に降雨を共同祈願する行事。その方法も数十種類が現存するが,大別すると,次のようになる。 (1) お籠り 一定期間,村人が神社に参籠し,谷川の流れの上に棚を掛け神を祀って祈願する。 (2) 雨乞踊 鉦を打ち太鼓を鳴らし,踊りを奉納する。 (3) もらい水 雨乞いに効果があると信じられている神社から水種をもらい,村人が数人でリレー式に村へ運び帰って,それをまく。この時途中で休むとその地に雨が降るといわれ,不休で運び帰るものとされている。 (4) 神を怒らす 汚物を投じて水神を怒らせ大いに暴れてもらう方法。 (5) 千駄焚き 雨乞いの効果がないとき,最後の手段として村人全体が行う方法で,山頂で大火を焚き,神が火を消すために雨を降らせることを願う行事。雨乞踊を伴うことが多い。そのほか,外国でも日本に類似した方法をいくつか見出すことができる。また,沖縄の波照間島では雨をもたらす来訪神「フサマラー」の存在も伝えられている。
午後になって九州北部も梅雨入りと気象庁の方から宣言が出ました。
平年の梅雨入りは6月5日となっているので平年より6日遅い梅雨入りでした。
今日も予報では「曇りのち雨」になっていましたので朝の散歩で1日目標、一万歩を1時間半かけて歩きました。
今日は「雨乞い」について毎日新聞「余禄」から勉強することにしました。

雨乞(あまご)いのため牛や羊などをいけにえにする儀式はアジアやアフリカで広く見られたようだ。英人類学者フレーザーの「金枝篇(きんしへん)」によれば、犠牲となるのは黒い牛や羊などで、雨を降らせる黒雲を連想させたからだ▲似たもの同士を結びつける呪(じゅ)術(じゅつ)的思考は、世界各地にある。「金枝篇」は黒い豚で雨乞いをし、白い豚で雨を止める儀式をしていた部族も紹介している。この白は太陽の連想で、雨の多い土地では長雨を止める呪術も欠かせなかった▲古代日本でも神社に奉納する馬の色が黒なら雨乞い、白か赤ならば長雨を止める祈願とされた。神馬の奉納がやがて絵馬となったという京都の貴船(きふね)神社の言い伝えである。ほどよい降り方の調節を夢見てきた大昔からの日本人だった▲きのうまでに日本列島は東北地方南部まで梅雨入りした。梅雨前線は週末にかけ日本付近に停滞し、西日本から東日本まで広い範囲で大雨に警戒が必要という。胸をよぎるのは一昨年の西日本豪雨など、近年の暴れ梅雨の恐怖である▲とくに今年はコロナ禍との複合災害が心配される。各自治体では避難所での感染防止対策を進めているが、十分な態勢からはほど遠い。大雨の時には居住地の被害想定を見ながら、親類や知人宅への避難も選択肢とせねばなるまい▲黒か白かで降雨をあやつる術のほしいこと切実だが、思えば記録的豪雨の頻発を招いた地球温暖化も人の営みの結果だろう。気候変動と新型感染症の時代の「新たな日常」ともいえる今年の梅雨である。
雨乞い(読み)あまごい
あまごい〔ごひ〕
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
日照りが続き,農作物の生育が危ぶまれるとき,神仏に降雨を共同祈願する行事。その方法も数十種類が現存するが,大別すると,次のようになる。 (1) お籠り 一定期間,村人が神社に参籠し,谷川の流れの上に棚を掛け神を祀って祈願する。 (2) 雨乞踊 鉦を打ち太鼓を鳴らし,踊りを奉納する。 (3) もらい水 雨乞いに効果があると信じられている神社から水種をもらい,村人が数人でリレー式に村へ運び帰って,それをまく。この時途中で休むとその地に雨が降るといわれ,不休で運び帰るものとされている。 (4) 神を怒らす 汚物を投じて水神を怒らせ大いに暴れてもらう方法。 (5) 千駄焚き 雨乞いの効果がないとき,最後の手段として村人全体が行う方法で,山頂で大火を焚き,神が火を消すために雨を降らせることを願う行事。雨乞踊を伴うことが多い。そのほか,外国でも日本に類似した方法をいくつか見出すことができる。また,沖縄の波照間島では雨をもたらす来訪神「フサマラー」の存在も伝えられている。