2019年01月31日
「はやり風十七屋からひきはじめ」
この日は風邪と飛脚の話、今年はインフルエンザが大流行出来る事なら風邪の感染だけは避けたいものです。NHKの大河ドラマは来年の東京オリンピックに先駆けてオリンピックに初参加した男”金栗四三(かなくり しそう)とオリンピックを呼んだ男”田畑政治(たばた まさじ)の2人を描く「いだてん」、漢字は「韋駄天」と書くそうです。大河ドラマの話はさておいて先日の春秋からの知識になりますが、「十七屋」の意味や細菌とウイルスの区別など、いつも受け流しのように聞いている言葉の意味を簡単に説明していただき、いい勉強になっています。
●韋駄天 いだてん
古代インドの神。シバ神の子。バラモン教の神であったが,仏教に導入され,仏法や伽藍(がらん)の守護神とされる。甲冑(かっちゅう)をつけ,宝剣をささげもつ。釈迦が死んだとき仏舎利をぬすんだ魔を追跡してとりかえしたことから,足のはやい神とされる。私建陀(しけんだ),塞建陀(そけんだ)などともいう。
●田畑政治 たばた-まさじ
1898-1984 大正-昭和時代の新聞記者,水泳界の指導者。
明治31年12月1日生まれ。大正13年東京朝日新聞社にはいり,政治経済部長などをへて昭和24年常務。この間,昭和7年のロス五輪をはじめおおくの大会の水泳総監督や選手団団長をつとめる。21年日本水泳連盟会長,34年東京五輪組織委員会事務総長,48年JOC委員長。昭和59年8月25日死去。85歳。静岡県出身。東京帝大卒。



「はやり風十七屋からひきはじめ」という古い川柳がある。十七屋とは江戸の飛脚業者のこと。諸国を往来する中で真っ先に風邪を運んでくると揶揄(やゆ)したものだ
▼空を越え海を渡り、誰もが容易に国境を行き来する現代。どこから風邪のもとが入り込むのか分かったものではない。ちなみに自ら分裂して増えるものが細菌、自己増殖できず別の細胞に寄生して活動するのがウイルスと区別される
▼南極などの極寒の地ではさしものウイルスも生存できないらしい。それでも日本からの物資が届くと、越冬隊の間に風邪が広まったこともあったそうだ。その生命力は恐ろしくたくましい
▼今季もインフルエンザの流行が拡大している。紙面でも集団感染や学級、学校閉鎖のニュースが連日続く。先日は東京の地下鉄で、感染して体調不良だったとみられる女性が線路に転落。電車にはねられて亡くなる痛ましい事故もあった
▼手洗いやマスク着用による予防。症状が出たら外出せず、自宅でしっかり休養と栄養。敵は1万分の1ミリほどの極小サイズなれど、しばらくは最大限の警戒態勢を敷いて危険なシーズンを乗り切りたい
▼清水次郎長親分は自宅にナポレオンやワシントンの肖像画を飾っていた。頭痛や発熱の時は「おれの敵だ」と思ってウーンとにらみつける。「そのうち汗が出てきて風邪が治るんだ」と言ったそうだ。無論、効能不明。お勧めはできません。
=2019/01/28付 西日本新聞朝刊=
●韋駄天 いだてん
古代インドの神。シバ神の子。バラモン教の神であったが,仏教に導入され,仏法や伽藍(がらん)の守護神とされる。甲冑(かっちゅう)をつけ,宝剣をささげもつ。釈迦が死んだとき仏舎利をぬすんだ魔を追跡してとりかえしたことから,足のはやい神とされる。私建陀(しけんだ),塞建陀(そけんだ)などともいう。
●田畑政治 たばた-まさじ
1898-1984 大正-昭和時代の新聞記者,水泳界の指導者。
明治31年12月1日生まれ。大正13年東京朝日新聞社にはいり,政治経済部長などをへて昭和24年常務。この間,昭和7年のロス五輪をはじめおおくの大会の水泳総監督や選手団団長をつとめる。21年日本水泳連盟会長,34年東京五輪組織委員会事務総長,48年JOC委員長。昭和59年8月25日死去。85歳。静岡県出身。東京帝大卒。



「はやり風十七屋からひきはじめ」という古い川柳がある。十七屋とは江戸の飛脚業者のこと。諸国を往来する中で真っ先に風邪を運んでくると揶揄(やゆ)したものだ
▼空を越え海を渡り、誰もが容易に国境を行き来する現代。どこから風邪のもとが入り込むのか分かったものではない。ちなみに自ら分裂して増えるものが細菌、自己増殖できず別の細胞に寄生して活動するのがウイルスと区別される
▼南極などの極寒の地ではさしものウイルスも生存できないらしい。それでも日本からの物資が届くと、越冬隊の間に風邪が広まったこともあったそうだ。その生命力は恐ろしくたくましい
▼今季もインフルエンザの流行が拡大している。紙面でも集団感染や学級、学校閉鎖のニュースが連日続く。先日は東京の地下鉄で、感染して体調不良だったとみられる女性が線路に転落。電車にはねられて亡くなる痛ましい事故もあった
▼手洗いやマスク着用による予防。症状が出たら外出せず、自宅でしっかり休養と栄養。敵は1万分の1ミリほどの極小サイズなれど、しばらくは最大限の警戒態勢を敷いて危険なシーズンを乗り切りたい
▼清水次郎長親分は自宅にナポレオンやワシントンの肖像画を飾っていた。頭痛や発熱の時は「おれの敵だ」と思ってウーンとにらみつける。「そのうち汗が出てきて風邪が治るんだ」と言ったそうだ。無論、効能不明。お勧めはできません。
=2019/01/28付 西日本新聞朝刊=