2019年01月19日
梅が咲きました。
どなたが書かれているのかわかりませんが、いつも思うのは記者の方の世の中を見る目や表現力の素晴らしさには感心させられます。
世間で起きていることに疎くなった世代の者には新聞やテレビからの情報が頼りです。
しかし、世の中で次から次へと起きている色々な事柄や事件はあまりにも数が多すぎて消化不良の状態で時が過ぎてしまいます。
よほどの関心事でない限り深く考える事もありません。
でも今日の「春秋」のように問題をつなぎ合わせて解説して貰えれば世の中の見方も少しは真剣に考えようという気持ちにもなります。

ありがとう。
お礼に花一輪。
昨年の流行語大賞に選ばれてもおかしくなかった言葉がある。「働き方改革」。安倍晋三政権の目玉施策だ。評判は必ずしも芳しくない。実態は雇用主側が上に立つ「働かせ方改革」ではないか、と
▼長時間労働の是正に関心が集中し、企業では「ノー残業」などの大合唱。ところが仕事の内容や量などの見直しが伴わない。その結果、現場の負担感は増し、人件費の削減だけが進む-という図式だ
▼こちらの評判は地に落ちた。不利益を被った人は延べ2千万人。是正に要する経費は795億円。削減どころか、膨大な追加出費のために新年度予算案が組み直された。厚生労働省の「毎月勤労統計」不正問題だ
▼2007年、第1次安倍政権時に発覚した「消えた年金記録」問題が頭をよぎる。消えた記録は5千万件、処理に要した経費は4千億円。あの反省はどこに。今回の統計不正は年金問題の発覚前から続いていたという
▼「働き方改革」の本来の趣旨は正規、非正規の区別などにとらわれず「多様な働き方」が選択できる社会の実現。無論、主人公は「働く人」である
▼しかし、霞が関は例外にしなければなるまい。官僚ら公務員の雇用主は納税者たる国民である。その意に反した“多様な不正”は看過できぬ。生活者の痛み、血税の重みを知らしめるには、彼らの仕事の在り方を見直して監視を徹底するしかない。公務員の「働かせ方」の改革である。
=2019/01/19付 西日本新聞朝刊=
世間で起きていることに疎くなった世代の者には新聞やテレビからの情報が頼りです。
しかし、世の中で次から次へと起きている色々な事柄や事件はあまりにも数が多すぎて消化不良の状態で時が過ぎてしまいます。
よほどの関心事でない限り深く考える事もありません。
でも今日の「春秋」のように問題をつなぎ合わせて解説して貰えれば世の中の見方も少しは真剣に考えようという気持ちにもなります。
ありがとう。
お礼に花一輪。
昨年の流行語大賞に選ばれてもおかしくなかった言葉がある。「働き方改革」。安倍晋三政権の目玉施策だ。評判は必ずしも芳しくない。実態は雇用主側が上に立つ「働かせ方改革」ではないか、と
▼長時間労働の是正に関心が集中し、企業では「ノー残業」などの大合唱。ところが仕事の内容や量などの見直しが伴わない。その結果、現場の負担感は増し、人件費の削減だけが進む-という図式だ
▼こちらの評判は地に落ちた。不利益を被った人は延べ2千万人。是正に要する経費は795億円。削減どころか、膨大な追加出費のために新年度予算案が組み直された。厚生労働省の「毎月勤労統計」不正問題だ
▼2007年、第1次安倍政権時に発覚した「消えた年金記録」問題が頭をよぎる。消えた記録は5千万件、処理に要した経費は4千億円。あの反省はどこに。今回の統計不正は年金問題の発覚前から続いていたという
▼「働き方改革」の本来の趣旨は正規、非正規の区別などにとらわれず「多様な働き方」が選択できる社会の実現。無論、主人公は「働く人」である
▼しかし、霞が関は例外にしなければなるまい。官僚ら公務員の雇用主は納税者たる国民である。その意に反した“多様な不正”は看過できぬ。生活者の痛み、血税の重みを知らしめるには、彼らの仕事の在り方を見直して監視を徹底するしかない。公務員の「働かせ方」の改革である。
=2019/01/19付 西日本新聞朝刊=
Posted by マー君 at 11:38│Comments(0)
│記事