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Posted by おてもやん at

今日の新聞見出しは「日向灘 周期地震警戒を」、「M7.1級 30-40年で発生」、「津波増幅の恐れも」
日向灘で地震が頻発している。10日午前には最大震度5弱の地震が発生し「南海トラフ巨大地震」を危ぶむ声が上がった。気象庁や専門家は巨大地震との関連には否定的だが、日向灘には別の脅威も潜んでいる。周期的に「必ず起きる」とされるマグニチューウド(M)7級の単独地震と津波だ。津波が増幅する恐れのある現象も観測されており、専門家は「日向灘は、ここ数十年で最も危険性が高い」と警鐘を鳴らす。
西日本の太平洋側では、フィリッピン海プレートが西北方向に年間数センチ動き、陸側のプレートの下に沈み込んでいる。この二つのプレートの
境目が南海トラフだ。日向灘は西の端に当たり、今年は震度1以上の有感地震が28回発生。半年足らずで年間の最多発生記録を更新している。
10日のM6.3の地震は深さ約25㌔のプレート境界付近で発生。国土地理院の解析で、宮崎市内の基準点が島南東に約1㌢動く地殻変動が確認された。南海トラフ巨大地震と同じ「逆断層型」だが、気象庁は「直ちに巨大地震にはつながらない」との見解。岡村真・高知大名誉教授(地震地質学)も「M6・3程度ではプレートを大きく破壊する力はない」と説明する。
一方、日向灘ではM7以上のプレート境界地震が周期的に発生している。政府の地震調査研究推進本部によると、M7・1前後は「30年以内に70~80%」とされる。日向灘の地震に詳しい京都大防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教(観測地震学)は「日向灘のプレート境界地震の震源域は、宮崎県延岡市沖の北部と、宮崎市沖の南部に分けて考えるべきだ」と提唱する。
北部震源域は1662年と1968年にM7・6前後の大地震を起こしており、46年の南海地震(M8・0)の震源域にも近い。今年3月27日にM5・4の地震が発生しており、岡村氏も「この地震域で大地震が起きれば、南海トラフにつながる可能性を簡単には否定できないかもしれない」と話す。
山下助教は、1899年▷1931年▷61年▷96年ーと30~40年周期でM7・1級の地震が起きている南部震源域に注目する。この震源域で発生した10日の地震以降、さらに南東側のプレート境界の浅い部分で、揺れを感じない程度に地殻が変動する「ゆっくり滑り(スロー―スリップ)」が活発化しているからだ。スロー地震はプレート境界の強度が弱まっていることを示すという。山下助教は「この状態でM7級の地震が起き、境界の浅い部分も連動して滑れば津波を増幅させる恐れがある」と指摘。「普段から日向灘単独の地震や津波のリスクを意識し、命を守る行動を取ってほしい」と訴えている。
2019・5・19(日) 西日本新聞 古川努

もし南海トラフ巨大地震が近くで起きた場合、我々はどう対処すればいいのでしょうか?
危険であることは以前から分かっている。
でも個人で出来る事といえば逃げることくらいしかありません。
いつ起きるかわからない地震への恐怖は拭えません。
であるなら、せめて福島の原発事故のような2次災害が起きないようにして行きたいものです。
南海トラフ地震が起きて九州に住む人に関係する原発は愛媛県西宇和郡伊方町の四国電力伊方発電所(3号機) 、鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原子力発電所1号機と2号機だと思います。この2カ所の原発は早く廃炉にして危険性を取り除くべきです。
これから先、何年になるかわからないが、必ず起きる地震対策で2次災害を確実に防げることは原発事故を繰り返さないことではないでしょうか。
  


Posted by マー君 at 11:00Comments(0)記事地学