宇城市教育委員会 世界遺産推進室のパンフレット
2014・7・9パレアで近代港湾都市「三角西港」世界遺産推薦決定という講座を宇城市教育委員会の松村浩一氏が話されました。話は日本の近代産業遺跡を群としてとらえ、明治20年に開港した三角西港が石炭を運ぶ事で僅か60年で日本の重工業化に寄与した明治期の港で石積み埠頭をはじめ当時の施設がほぼ原形のままで現存することなどを理由に世界文化遺産推薦が決定し来年にはユネスコにより世界文化遺産登録の審議があります。明治日本の産業革命遺産『九州・山口の近代化産業遺産群』を2015年世界文化遺産の登録に向けて福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県・山口県・岩手県・静岡県・北九州市・大牟田市・中間市・佐賀市・長崎市・荒尾市・鹿児島市・萩市・釜石市・伊豆の国市の県や市の行政や推進地域が手を合わせて世界文化遺産に向かって頑張っています。世界遺産は「文化遺産 779件」 「自然遺産 197件」 「複合遺産 31件」 に分類され現在世界で1007件がユネスコ(UNESCO)によって登録されています。
世界文化遺産として登録されるには、
① 資産が「顕著で普遍的な価値」があると認められること。
② 国内における万全の保護措置が図られている事。
③ 「世界遺産条約の履行のための作業指針(2005年)」の登録基準に適合することが条件となっている。
以下宇城市教育委員会 世界遺産推進室の「三角西港の世界遺産登録に向けた取り組み」 史料より抜粋
※資産の概要
(1)本遺跡群の資産の範囲
19世紀後半より20世紀初頭にかけて、日本国は半世紀で産業国家に変貌した。推薦資産は明治期の重工業(製鉄・鉄鋼・造船・石炭産業)における急速な産業化の道程を時間軸に沿って証言する産業遺産群(現役産業施設を含む)により構成されている。推薦資産を構成する資産は九州・山口地域を中心に、全国8県11市に立地し、地理的に分散をしているが、群として資産全体で世界遺産価値を有し。一つの範囲を構成している。(シリアルノミネーションとして登録を目指す)・・複数の資産を、同じ歴史ー文化郡のまとまりとして関連づけ、全体で顕著な普遍的価値を有するものとして、世界遺産に推薦すること
(2)重工業(製鉄・鉄鋼・造船・石炭産業)は、日本経済の屋台骨を支える基幹産業である。
幕末から明治後期にかけて、日本は工業立国の経済的基盤を築き、奇跡とも呼ばれる急速な産業化を果たした。20世紀初頭には、非西欧地域において、他に先駆け、最初の産業国家として国家の質を変革した。アメリカ軍東インド艦隊の江戸湾来航以来、徳川幕府が開国の方針に改めた後、僅か半世紀で、重工業の急速な産業化を進め、国家の質を変革し、産業国家の礎を築いたことは、技術、産業、社会経済に関わる世界の歴史的発展段階において、きわめて、歴史的価値、技術的価値、文化的価値の高い特筆すべき類稀な事象である。
明治日本の産業革命遺産 ・・世界遺産に登録されたらいいな。