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3/5(火)八代市図書館にて【学芸員のこだわり八代学】(第5回)がありました。
今回の学芸員・宮原 江梨さんは熊本地震の時に採用されたまだ3年目の学芸員さんです。
「八代の名物は肥後の名物」ー江戸時代の八代の名産品ーというお話をされました。
どんなことを話されるのかな?とこの3年間の研究成果を期待して話を伺いました。
江戸時代の古文書「毛吹草・けふきぐさ」1645年刊行や「肥後地志略・ひごちしりゃく」1709年の地誌、「肥後名物数望附・ひごめいぶつすもうづけ」江戸時代後期に肥後領内各地の特産品を番付けしたものなどから熊本の名物の中に八代の名物が数多くあることを捉えて、過去の博物館が調査研究したものを題材に話をまとめられました。
博物館には今まで研究された膨大な量の史料がたくさんあります。
それらの史料は題材ごとにまとめられて、博物館で配布もされています。
今日の発表者宮原さんもそんな資料の読み漁りから始められて今日の研究発表に結びつけられたものと思います。
話の中で特に力を入れて説明されたものは八代染革(やつしろそめかわ)・御免革(ごめんかわ)というものです。
●カモシカ皮を加工・染色した皮革製品で、武具の装飾等に用いる
●「御免革」の名は懐良親王から製造・販売が許可されたことによる、という伝説が残る。
●江戸時代には宮ノ町の牧家が製造。延宝3年(1675)より藩の御用御免革師
八代染革の話は初めて聞きました。
家に帰って調べてみますとこれらの話もすでに先輩たちが調べ上げられたことが分かりました。
13年前のちょうど今頃、八代博物館は「八代の工芸品」江戸時代のたくみのわざ・という題名で2006年冬季展覧会を開いています。
その展覧会には関連講演会が開かれています。
福原 透さんが「八代染韋ついて」、山﨑 摂さんが「肥後金工と八代」、鳥津亮二さんが「河俣塗と冨岡仲平」を取り上げ、それぞれ研究された内容をもとに講演をされています。
13年前と言えば宮原さんは多分学生だったと思われますし、今日の聴講されたお客さん達もその時話を聞かれた方はほとんどいなかったのではないでしょうか。
こうして過去に研究されたものであっても繰り返し市民に発表して貰えることは私たちにとって知識を広めるためには有難いことです。
その中で、また新たな研究成果を学芸員の方には見つけていただきたいと思います。
今日の話は興味深く聞くことができました。
ありがとう。
学芸員のこだわり八代学(第5回)
学芸員のこだわり八代学(第5回)
学芸員のこだわり八代学(第5回)
学芸員のこだわり八代学(第5回)
学芸員のこだわり八代学(第5回)
懐良親王が天平年間に八代を訪れる⇒正平の間違い(天平は奈良時代、懐良親王は南北朝時代の人で時代は正平)

※八代染革で検索すると八代市立博物館のページに展示解説シートがあります。






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Posted by マー君 at 09:30│Comments(0)講座八代歴史
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