名月必ずしも満月ならず

国立天文台のニュースに今年の仲秋の名月は満月ではないとの話がありました。
今年は9月24日が中秋の名月、翌日の9月25日が満月ということで、中秋の名月と満月の日付が1日ずれています。理由は太陰太陽暦では、新月(朔・さく)の瞬間を含む日が、その月の朔日(ついたち)になります。今年は9月10日(新月の瞬間は3時01分)が太陰太陽暦の8月1日、9月24日が太陰太陽暦の8月15日となります。一方、天文学的な意味での満月(望・ぼう)は、地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間(月が太陽の光を真正面から受けて、地球からまん丸に見える瞬間)の月のことを指します。今回は、9月25日11時52分に満月の瞬間を迎えます。


●朔(さく)=しんげつ【新月 new moon】
月と太陽の視黄経が一致する瞬時。朔(さく)ともいう。太陰暦では一般にこれを含む日を各月のはじめの日(朔(ついたち))とした。この日,月は見えないが,日食となればその所在は知れる。なお,新月を字義どおり朔のあと最初に見える月とし,それが見える日を月の初日とすることもある。
●望(ぼう)=【満月full moon】
地球が太陽と月との間にあり、月と太陽の黄経の差が180度になる時。また、その時の月。満月。また、陰暦の15日。


名月必ずしも満月ならず
名月=十五夜=陰暦15日の夕方に出る月という決め方は単純ですが、
必ずしも望 (満月)、すなわち月と太陽が地球を挟んで反対側に来る瞬間が同じ日になるとは限りません。
陰暦15日は月齢14.0を含む日、月の満ち欠け周期の半分は29.5÷2≒14.8ですから、望 (満月) が後になることが多いです。
名月必ずしも満月ならず

両者がずれる原因は大きく2つに分かれます。
ひとつ目は日の区切り方による見かけ上の問題、
ふたつ目は本質的な要因で、満月の月齢が変化するためです。

では望 (満月) を名月にすればよい?
昔のこよみには望 (満月) の日時は載っていませんでした。
望 (満月) は太陽と月の位置関係だけで決まるもので、その瞬間に日本で月が見えているとは限りません。


同じカテゴリー()の記事画像
夏至
「哲学の日」「悪妻の日」
いくつ知っていますか? 「卯月」以外にもたくさんある、4月の呼称一覧
一粒万倍日とは
明日から如月
寒の土用丑の日(年により変わる 記念日)
同じカテゴリー()の記事
 夏至 (2023-06-23 14:24)
 「哲学の日」「悪妻の日」 (2023-04-27 11:35)
 いくつ知っていますか? 「卯月」以外にもたくさんある、4月の呼称一覧 (2023-04-01 08:58)
 一粒万倍日とは (2023-03-28 11:03)
 明日から如月 (2023-01-31 13:02)
 寒の土用丑の日(年により変わる 記念日) (2023-01-19 09:19)

Posted by マー君 at 06:09│Comments(0)気象
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。