2018年07月29日

うすら覚えとボケ

うすら覚えとボケ
うすら覚えとボケ
昨日、八代市博物館で夏期特別展覧会の講座がありました。
八代には市郡を合わせて約130ヶ寺のお寺があり、その中で8ヶ寺が禅宗です。
また一番多いのは浄土真宗で84ヶ寺あるそうです。
今回、八代にある禅宗寺院、円通寺・久巌寺・玉泉寺・見松寺・悟真寺・春光寺・福寿寺・法輪寺の文化財を博物館にて一斉公開しています。
この企画を立てられた学芸員の石原 浩さんが講演を受け持たれ細かな説明をされました。
宗教のことには無頓着な私にとってこういう機会がなければなかなか奥深いところまで仏教の話を聞く機会はありません。
話を聞くだけでは十分理解することもできないので、こうしてブログにまとめることで少しは勉強したつもりになっています。
禅宗では、苦行を捨てて自ら悟りを開いた釈迦を本尊とし、釈迦に従った修行者・観音菩薩もまつります。
また禅の教えをインドから中国に伝えた達磨大師の肖像など、禅宗ならではの仏像・仏画・墨蹟が伝えられています。
これらは寺院が禅文化を普及するための重要アイテムであると同時に、八代の歴史をひも解く貴重な文化遺産でもあります。
●禅宗の宗派
日本の禅宗には主に3つの宗派があります。鎌倉新仏教の一つで栄西(1141~1215)を祖とする「臨済宗」は、妙心寺(京都市)や南禅寺(京都市)などを本山とする14派があります。
同じく鎌倉新仏教の一つで道元(1200~1253)を祖とする「曹洞宗」は、永平寺(福井県永平寺町)と綜持寺(横浜市)という二つの大本山がありますが臨済宗のような派はありません。
江戸時代、隠元(1592~1673)が伝えた「黄檗宗」は京都の萬福寺を本山とします。
八代には臨済宗と曹洞宗の寺院があります。
●禅の教え
禅宗では、「仏そのほうほうが少し違うようです心=さとり」は言葉ではなく「以心伝心」によって受け継がれるものとされ、特定の経典や本尊を定めていません。
しかし一般的には、自らさとりを開いた釈迦如来を本尊とすることが多いようです。
禅宗では、心の奥にある「仏心」を見いだすための修行として「座禅」をします。
しかし臨済宗と曹洞宗では、目的は同じでもその方法が少し違うようです。
臨済宗の禅は「看話禅・かんなぜん」といわれ、さとりを開くために師から与えられる問題「公案・こうあん」を考えながら座り、一歩ずつ「さとり」に近づくことを目指します。
曹洞宗の禅は「黙照禅・もくしょうぜん」といわれ、心を無にして黙々と座り、「さとり」を求めるのではなく、むしろ座禅そのものを「さとり」の境地と考えます。
師から弟子への禅の教えが正しく受け継がれると、師は自らの姿を絵画や彫刻であらわし、賛(漢詩)を書いて弟子に与えました。
禅宗ではこれを「頂相・ちんそう」と言って大切にします。


●墨跡(ぼくせき、墨蹟・墨迹とも書く)とは、
真跡全般のこと。「直筆(じきひつ)とは、手書きの文字や絵などにおいて、ある特定の個人が直接書いたものである事を指す言葉。自筆、肉筆、直書(ちょくしょ)、真筆、真跡とも呼ばれる。 」
日本に限り禅林高僧の真跡をさす。近年、多くは禅林墨跡という。

●禅林(ぜんりん)とは、禅宗寺院のことで、禅院(ぜんいん)とも呼ばれている。また、叢林(そうりん)という名称で用いられる場合もあるが、日本において「叢林」は中世以後の五山制度及びそれに所属していた寺院(曹洞宗及び臨済宗大応派)を一括した総称としても用いられている。この場合には、五山叢林(五山派)などとも称せられている。

お寺に行きます何体かの仏像が並んでいるのを良く見ますが、中心にあるご本尊とそれ以外の仏様は何と言うのかご存知ですか?
どこかで何度も聞いたことはあるかも知れませんが、自分でははっきり認識していなかったので調べてみますと「脇仏」というそうです。
耳にした時には理解しているのに自分ではなかなか言葉にならないものって案外多いものです。
ただの「うすら覚え」なんでしょうか。
自分の知識にはなっていないものでしょうね。
うすら覚えとボケ


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Posted by マー君 at 16:56│Comments(0)講座
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