2018年01月16日
藪入り

今日は何の日カレンダーによると「藪入り」とあります。
さてこの「藪入り」とは今では上方落語か時代演劇に出てくる昔の風習です。
言葉としては普段使われないので既に死語になりつつあると思います。
「薮入り」とは、住み込みの奉公人や嫁いできた嫁が実家へ帰る事ができる休日のことで、1月16日と7月16日が藪入りの日にあたります。
江戸時代に広がった風習で、昔は奉公人に定休日などなく、嫁も実家に帰ることはままならなかったため、藪入りだけが、大手を振って家に帰ったり、遊びに出かけたりできる日だったのです。
現在のように定休日がなかった時代に、正月と盆の薮入りは、奉公人たちにとって大変貴重で待ち遠しい日でした。
薮入りの日、主人は奉公人に着物や小遣いを与え、親元に送り出します。
親元では親が首を長くして子どもの帰りを待っていて、親子水入らずのひとときを過ごしたのでしょう。
また、親元に帰れない者も芝居見物などに出かけ、年2回だけのお休みを楽しんでいました。
嬉しいことが重なった時「盆と正月が一緒に来たよう」といいますが、昔の奉公人には、この2つの薮入りは本当に楽しみだったに違いありません。
戦後、労働スタイルが変化し、日曜日などの定休日ができると藪入りはすたれましたが、藪入りの伝統は正月休み・盆休みの帰省として残っています。
「暮らしの中の歳時記」より
そう言えば母親から「盆と正月が一緒に来たよう」と昔話に聞いた覚えがあります。
私にとっては遠い遠い昔の話になります。