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Posted by おてもやん at

2014年03月13日

金子みすゞ⑩

詩の力~金子みすゞ10  火曜ぷらす 2014・3・11 読売新聞




繭(まゆ)とお墓

<蚕は繭にはいります。きゅうくつそうなあの繭に。 / けれど、蚕はうれしかろ、蝶々になって飛べるのよ。 / 人はお墓へはいります、暗いさみしいあの墓へ。 / そして、いい子は翅が生え、天使になって飛べるのよ。>

金子みすゞは、長女の上村ふさえさん(87)が3歳のとき命を絶った。母のぬくもりの記憶がないふさえさんは小学校の頃、少女誌で母の詩「繭とお墓」を知った。「お母ちゃんは天使になって遠くに行った」。そう信じた。
現在、神奈川県に住むふさえさんは毎年、みすゞの故郷・山口県長門市を訪れる。3月10日の命日に合わせて開かれる「墓前祭」に出席するためだ。9日に開かれた今年の墓前祭にも、ふさえさんの姿があった。   ~中略~

全集出版から30年の節目となった今年、ふさえさんは墓前で手を合わせ、母に「たくさんの人がきてくれて、お母ちゃんは幸せですね」と語りかけた。
全国から集まり、手を合わせる人々を見て、ふさえさんは「物の豊かさではなく、心の豊かさを求める人が増えている」と感じる。そして、心の豊かさを与えてくれるのが、母の「詩の力」なのだと確信している。

金子みすゞの詩には誰もが共感する確かな詩の響きを感じずにはいられません。みすゞのおおらかで天真爛漫な気持ちと時にはちっぽけな虫にまでにもよせる心使いが読者の心に「なにか」を感じさせるのじゃないかと思います。  


Posted by マー君 at 09:34Comments(0)記事