
太宰治
9月4日(水)に八代市図書館講座がありました。
朗読と映像で読む太宰治著【ビィヨンの妻】1
熊本高専名誉教授 山田 章則先生のお話でしたが・・まず太宰治の経歴を幼年時代・学生時代・小説家時代・死と言う彼の一生をとらえて、恵まれた環境に育った故に周りとは違う自分のコンプレックスが太宰治のどこか捨て鉢な生き方や人生観に繋がって行く側面を話され、そして本題に入って行かれるので、非常にわかり易い講座でした。【走れメロス】や【斜陽】、【人間失格】などの作品は、彼の作品ではよく知られる物ですが【ビィヨンの妻】は記憶には有りませんでした。この講座では色々な事が勉強できましたが、読書を始める前に予備知識としてその作家の人物像を知る事で、いきなり小説を読んでストリーを理解するより、はるかに奥深く作品を楽しむ事が出来る事、例えばこの作品、主人公大谷の妻佐知の目を通して小説が語られています。女性独自体と言うらしのですが、自分とは異なる性の視点で小説を書いている事に成ります。言語的異性装趣味とも言われ太宰治の文学の特徴の一つでもあるとも言われています。
八代市図書館講座 朗読と映像で読む太宰治著【ビィヨンの妻】2 は10月にあります。興味のある方は受講無料なのでどうぞ図書館に!