2013年12月08日
I am 〝No〟

今日の西日本新聞【秘密保護法 成立】 与党が採決強行 知る権利懸念 一面に大きな見出し、2面、3面、8面、9面、39面にすべて大きく取り上げています。決まってしまってからでは遅いんです。
紙面を大きく取るなら法案が決まる以前に何度も何度もこの記事を大きく取り上げてほしかった。ほとんどの人達が出せるかの問いに、I am〝No〟だったと思われます。
2013、12、8 春秋
「閑古鳥が鳴く」は、訪れる客もなく商売がうまくいかない様を表す慣用句。同じ「かんこどり」ながら、違う意味合いを持つ故事成語がある。▶中国の伝説上の聖太子が、君主の誤りを諌(いさ)めようとする民に打ち鳴らさせるため、あえて朝廷の門外に置いたとされる太鼓が「諌鼓(かんこ)」。それが鳴らされることがないほど善政がしかれ、太鼓が古びることを「諫鼓苔むす」。さらに、ならぬ諫鼓の周りを鶏が気ままに遊ぶことを「諫鼓鶏」という▶長崎県・対馬の歴代藩主、宗氏一族の墓所がある万松院には、この諫鼓をかたどった石像がある。東京の神田祭をにぎわす山車(だし)の中にも、諫鼓の上に鶏が鎮座するものが見られ、徳川の御世(みよ)の太平をたたえる意味があるらしい▶それにしても古来、絶対的君主の時代においてさえ民衆と権力者との間の適正な緊張関係こそが、治世の要諦と考えられていたのは間違いない▶翻(ひるがえ)って現代、万雷のごとき疑問や反対の声にもかかわらず、特定秘密保護法が自民、公明両党の賛成多数で成立した。打ち鳴らされる「諫鼓」に耳を貸さず、権力の座にいる人々が己の思惑を押し通した。▶与党幹部には諫鼓の音も烏合(うごう)の衆の脅しにしか聞こえなかったようだ。諫鼓なんて今度の法律で雲散霧消などと思っているかもしれないが、そうはいかない。諫鼓鶏どころか、太鼓の音はますます大きくなることを政府、与党は肝に銘じるべきだ。
脅迫状みたいですね

Posted by マー君 at 14:55│Comments(0)
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