2013年08月04日
うんた、わに、きょうさん?、?、?

記憶の片隅に残っていた調子のいい言葉「うんた、わに、きょうさん」、古代出雲歴史博物館でその意味を確認しました。平安時代の教科書に有った当時の建物の高さの順位を表す言葉です。うんた=雲太、わに=和二、きょうさん=京三・・・1位の「雲太」とは出雲大社本殿のことで一番高く、ついで2位の「和二」は東大寺大仏殿で、3位の「京三」は京都御所の大極殿の順ということです。写真は博物館に展示されている(縮尺10分の1)で造られた当時の出雲大社・高層神殿の模型です。48メートルほどあったと言われています。次の写真は博物館の中央ロビーに展示されている宇豆柱(うづばしら)の出土品。出雲大社境内遺跡で平成12年(2000)、出雲大社拝殿の北側で、巨大な3本ひと組の柱根が発掘されました。直径約1.35mの杉の柱を3本束ねた形状の宇豆柱(うづばしら)で、鎌倉初期の造営と推定されています。その後、柱材の科学分析調査や、考古資料・絵画、文献記録などの調査などから、この柱は、鎌倉時代前半の宝治2年(1248年)に造営された本殿を支えていた柱である可能性が極めて高くなったと言う事です。



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Posted by マー君 at 10:08│Comments(0)