2021年07月29日

楽天主義

今日の新聞によると日本全国の感染者数は9583人、東京3177人と新型コロナの猛威はうなぎのぼりの状態である。デルタ株が全国に広がり医療ひっ迫が危ぶまれる。今日の毎日新聞余禄には次のように菅首相の楽天主義を批判しています。
楽天主義


パングロス博士は18世紀フランスの思想家、ボルテールの風刺小説「カンディード」の登場人物だ。「物事は、現にあるより以外にありえない」「すべては最善の状態にある」という楽天主義の教師である▲博士とその教えを受けた若者カンディードはその後むごたらしい戦乱や疫病、リスボンの大地震や異端審問など、あらゆる困苦と不幸を体験する。にもかかわらず、博士は「すべてが最善」という自分の主張を譲ろうとはしなかった▲パングロスは哲学者のライプニッツの戯画化という。ボルテールは罪なき人々の命が理不尽に奪われる悲惨な現実をつきつけて、最善説の楽天主義を糾弾したのだ。はてさて、最近も最善説に似たような話をどこかで聞かなかったか▲「人流(人出)は減っている。心配はない」。東京のコロナ感染者が2800人を超えた日、五輪中止の可能性を問われた菅義偉(すが・よしひで)首相の答えだった。「安全・安心な大会」との最善説は、どんな現実にも揺るがないということらしい▲きのうついに3000人を超えた東京の感染者急増が、人々の「安心」を揺るがしているのはまぎれもない現実である。五輪の開催に責任ある者として、当面するリスクをどう判断しているかを丁寧に説明せねばならないはずだろう▲とかく言葉上のつじつま合わせや決まり文句のくり返しばかりで、国民の不安や直面する現実とかみ合わぬ首相の言葉である。楽天主義が国民に犠牲を強いるかもしれない自らの立場を忘れてもらっては困る。
毎日新聞 2021/7/29余禄


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Posted by マー君 at 15:00│Comments(0)つぶやき
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