内閣改造は裏目

マー君

2022年08月27日 13:49

政権強化が目的のはずの内閣改造は、時に裏目に出る。1997年9月、橋本龍太郎首相(当時)による改造人事はその典型だった。ロッキード事件の有罪が確定した佐藤孝行氏を総務庁長官として入閣させた▲これが世論の猛反発を呼び、佐藤氏は在任12日で辞任に追い込まれた。辞任騒動後の世論調査で内閣を支持しない人の割合は20ポイントも増えた。「行革人気」を誇った橋本政権はこれを境に失速する▲そんな例すら思い起こさせる、岸田文雄首相への世論の風向きの変化である。改造人事に踏み切ったが、内閣支持率は16ポイントも落ちた。旧統一教会や関連団体と自民党議員の関係発覚が相次いだにもかかわらず、けじめとは遠い肩すかしの組閣だった。男女平等などを巡り暴言を繰り返した杉田水脈(みお)衆院議員の総務政務官起用という信じがたい人事もあった▲結局、参院選の自民大勝がおごりを生み、首相も世論の反応を読み誤ったということだろう。さすがに自民も旧統一教会問題への対応を見直しているが、緩んだネジはなかなか戻らない▲故・安倍晋三元首相の「国葬」実施方針に国民の賛否が割れる中で、二階俊博元幹事長は「やらなかったらバカ」と言い放った。原発の新増設検討、新型コロナウイルス感染対策の見直しなど、国会が閉じられたまま、重要課題が動く▲25年前の改造失敗は橋本氏の慢心ゆえと批判されたが、佐藤氏辞任を受けて記者会見し、潔く判断ミスを認めている。吹き始めた逆風に首相はどう向き合うのか。
毎日新聞余禄 2022/08/27(土)
第2次岸田改造内閣

内閣改造でもっと支持率が上がると思っていたところ内閣改造後旧統一教会問題が大きく報告されて改革人事で入閣されている人が多数いる為世論が大きく反発今後どうなるんでしょうね。
橋本龍太郎さんの二の前って事もありうるんでしょうね。

関連記事