ふるさと創生と地方創生

マー君

2017年02月09日 17:30


担当する地域で守り継がれている二つの文化財が、世界や国の宝と認められた。昨年12月に熊本県八代市の八代妙見祭神幸行事が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、今年1月には同県宇土市の「雨乞い大太鼓」29基の国重要有形民俗文化財への指定を国の文化審議会が答申したのだ。取材の中で、30年近く前に一律1億円を全市町村に交付し、ばらまきとの批判もあった当時の竹下登政権の「ふるさと創生資金」の有効活用が今につながった要因の一つと知った。この資金を原資に、八代市は神幸行事の要である笠鉾の本格的な調査と修理をし、宇土市は放置されたものもあった大太鼓を張り替え、一堂にまとめて保存、展示する収蔵館を造った。どちらも元々地域にあるものに磨きをかけ、市民と行政が手を携えたことで保存の機運が高まった。現政権の「地方創生」。足元の原石を見逃さないよう願う。(宮上良二)
西日本新聞【デスク日記】2017/02/09

宮上さんわかり易い記事をいつもありがとう。 応援しています。 

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